オッズパーク杯 SG第34回 全日本選抜オートレース 注目選手

浜松

青山周平(36=伊勢崎)

20年は28度優出して最多の13度優勝。スーパーHでG2川口記念を含む4節連続Vを決めた。年末の頂上決戦、川口SGスーパースター王座決定戦を制して2年連続賞金王に輝いた。S級1位は安定感抜群の走りで1着率65・6%、連対率82%の良績を残した。スタート一撃は健在で、混戦のさばきにも進境が見られる。

鈴木圭一郎(26=浜松)

20年は年間最多の85勝を挙げて10度優勝。グレード戦はG1で3度、G2は1度制した。年末の頂上決戦、川口SGスーパースター王座決定戦は優出2着。整備に妥協しない姿勢に変化はなく、上昇志向の強さが機力好調を支えている。SGではシリーズ1番時計を出すこともあるが、優勝戦に照準を合わせた仕上がりが望まれる。

佐藤摩弥(28=川口)

サトマヤはスピードを磨いて強くなった。勝利数を量産して20年後期ランクで自己最高のS級10位に躍進した。G2若獅子杯争奪戦を含む優勝3度。SG飯塚オールスターで優出4着に入った。昨年末の川口SGスーパースター王座決定戦に2年連続で進出した。スピードの裏付けは十分にあり、オープン戦の強さには定評がある。

永井大介(44=川口)

史上初のトリプルグランドスラム達成に挑む。20年6月川口で史上10人目の通算100度優勝を達成した。18年ベストタイムを出したスピードライダーは、高速決着でより強さを発揮する。早めに先頭に立ち、後続を引きつけて抜かせない華麗なテクニックは秀逸。まだ浜松ではSG制覇がなく、走路攻略が鍵となる。

伊藤信夫(48=浜松)

実力者が20年8月伊勢崎のオートレースGPで完全復活を遂げた。SG優勝は13年ぶり5度目。日本レコードタイム記録を持つ快速ライダーの躍進は、ライバルにとって大きな脅威になった。20年5月川口で通算1000勝を達成した。昨年末の川口SGスーパースター王座決定戦に進出して、年間を通して活躍が目立った。

荒尾聡(39=飯塚)

20年4月飯塚オールスターで、無観客ながら自分にプレッシャーをかけた中で地元SG初優勝。名実ともに飯塚のエースとなった。短ハンデ戦を得意としており、04年から17年連続49度のSG優出を継続中だ。抜群のダッシュ力と整備力がここ一番の勝負強さを後押ししている。雨走路は全国でもトップクラスの実績を誇る。

早川清太郎(38=伊勢崎)

20年は8月川口日刊スポーツ・キューポラ杯、9月山陽プレミアムカップとG1を2度優勝。18、19年にはSGの優出2着が合計4度もあった。終盤に鋭く追い上げるパターンで、あと1歩で戴冠を逃し続けてきた。近況はスタート巧者に変身を遂げて、序盤で展開を作っている。優出までの戦い方に余裕が生まれたのは強みだ。

金子大輔(40=浜松)

20年はSG4度、全てでただ1人優出を果たした。安定感はあったが、優勝ゼロと不本意な成績に映った。スタートしてから序盤の位置取りが巧みで、鋭く的確な追い足が持ち味だ。マシンの仕上がりがライバルと互角なら、十分に戦える。15年浜松の全日本選抜で地元優勝を飾った。2度目の大会制覇に燃えている。

高橋貢(49=伊勢崎)

今年は飯塚のG1開設記念レースを制して、幸先のいいスタートを切った。20年は一時不振に陥ったが、近況の状態はいい。ベテランの域に入っても高速決着に対応して、華麗なテクニックにかげりは見られない。絶対王者は20年川口のSG日本選手権で優出3着に入り、頂点を狙えることを証明した。

佐々木啓(47=山陽)

20年後期ランクで2期連続4度目の山陽1位。昨年はエンジンのポテンシャルが高く、ずっといい状態をキープしていた。山陽のエースにとって課題となるのはスタート。スピード、さばきともに申し分なく、序盤で展開を作って機力を生かせる形に持ち込めば、上位と互角に戦える。優勝戦線のダークホースとなる。

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