鈴木圭一郎が超冷や汗の最終4コーナーミラクル大逆転V「あんな形で勝てると思ってなかった」/浜松

浜松

地元ファンの前で通算14度目のGI制覇を果たした鈴木圭一郎(撮影・小川将司)

前日13日から降り続いた雨の影響で、優勝戦は湿走路。
そんな中、全国ランクS級2位の鈴木圭一郎(28=浜松)が、3年ぶり3度目のシリーズ制覇を達成。これでGIは14度目の優勝となった。2着は地元の浅野浩幸、3着は有吉辰也が入った。

レースは序盤から0ハンデの浅野が軽快にリード。その浅野と同期の岩崎亮一、有吉も続いて、25期3人が包囲網を形成。

「そこまでエンジンは仕上がっていなかった」と振り返った鈴木は、ラスト1周で3番手と絶体絶命の位置。苦節26年、デビュー初のグレードレース優勝を目指す浅野は、ゴールまで目の前だった。
しかしプレッシャーで力が入ったのか、最終周4コーナーで有吉とともに車体が流れた。そこを逃さなかった鈴木は、冷静な立ち回りで両者をすくった。

「ラッキーでした。あんな形で勝てるとは思っていませんでした。とにかく、お客さんが喜んでくれるレースをしたいです」。
4月のオールスターでSG3連覇した鈴木の勢いは、まだまだ止まらない。

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