【報知提供】鈴木圭一郎、物足りないと感じながらも「あまりやり過ぎないように調整したい」

浜松

この「ムズムズ感」はいい予感なのか、それともよろしくない予感なのか。
ここまで3連勝で突き進んできた鈴木圭一郎は微妙な表情と口調で「う~ん、どうなんだろう」とつぶやき続けた。

今シリーズは「初日の朝練習では本当にひどいエンジン状態でした」と底値モードからのキャンペーン開始となった。
しかし、レース本番までにあらゆる手を尽くして、何とか身だしなみは整った。
勝ち時計3秒334の爆裂ラップで1着ゴールを決めた。

「まあ、何とか間に合った感じでしたね。でも、まだそこまでいい感じはないんですよ」とレース後は、ホッとした表情を浮かべていた。

そして、迎えた2日目。
「トルクが欲しいのでヘッドを換えてみます。自分はヘッドを換えると、そこが出てくれることが多いので」と描いた青写真通りに、エンジンのパワーアップに成功。初日に続いて白星を挙げた。

「狙い通りにまあまあトルクは出ました。タイム(3秒354)は初日の方がいいですが、雰囲気というか感じは今回の方が全然良かったです。どこがというよりは全体的に底上げできた感じです」と話した。

3日目の準々決勝戦は、雨で走路は濡れたが、6枠から超速のトップスタートを決めて後続を大きく、大きく引き離してみせた。

「雨のスタートはすごくいいですね。でも、エンジンはどうなんだろう。晴れていた時に掛けた感じではそこまでの手応えはありませんでしたからね。悪くはないんですけれど、何か足りないんですよ。でも、その何かは考えてもすぐに思い浮かばないんです。
すぐに思い浮かばないぐらいだから、やっぱり悪くないのかもしれませんね...」

そして、セミファイナル突破へのプランを明かした。
「あまりやり過ぎないように調整したいです。これだけ自分がバタバタしないのも珍しいですよね(苦笑い)。
本当にあと少しなんですよね。もっとトルクが欲しいと感じるのは、タイヤがそこまでいい物ではないからなのかも。走路がすごく食いつくので、いいタイヤを履かないと力負けしちゃうんです。
いま、抜群のタイヤは持っていません。2日目の物は悪くはないなという程度なんです。タイヤが良すぎると、悪いエンジンでもそこまでそう感じないことがあるように、今回はタイヤがまあまあぐらいだから、いいエンジンに感じないのかもしれません。
まだ時間はあるので、まだまだタイヤを探していくつもりです」

圧勝の連続で3つ白星を重ねても完調宣言が発動されないのは、タイヤの善し悪しが起因するものなのか。それとも本当にエンジンが頂点までリーチしていないのか。
その答えは同じ32期生の松本やすしが発した言葉にあるのかもしれません。

「すごくいいコメントを引き出せたじゃないですか!あのケーイチローが"バタバタやらない"と言うなんて、絶対に状態はいいんですよ!!」

(淡路 哲雄)

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