【報知提供】木村武之、ウルトラ激変で「えぐすぎる底力」発揮する

浜松

土壇場で怖い男が俄然存在感を高めてきた。
準決勝戦12Rで青山周平を追いかけ回した木村武之が2着ゴールを決めて、優勝戦メンバーにその名を連ねた。
「散々、追いかけて、外に振り続けましたが、青山の技にやられました(苦笑い)。
でも、エンジンは良くなっています。準決勝が一番良かったですね。いい手応えがありました」
前検日から丁寧に調整を積み重ねて、状態は着実に確実に上がってきた。青山に肉薄する動きが備わってきた。
4日目からのウルトラ激変&上昇―。
あれは2013年日本選手権だった。
木村は初日から4、3、4着と伸びあぐねて、何とかベスト32に居座り、辛くも準決勝戦への道を切り開いた。
そして、エンジンをメンテした。準決勝戦は2着ゴールだったが、レース後、木村は高揚していた。「本当によくなりました!」
優勝戦は7枠に置かれたが、うなり切るエンジンを武器に地元SG制覇を狙った大本命の高橋貢をねじ伏せて勝利した。
「はいはい、ありましたね。あの時も準決勝戦からいきなり良くなって、整備が大当たりでした。
今回も準決勝から手応えがでましたからね。これをベースにさらに調整したい。目いっぱいやりたい」
そして、運も向いた。
内枠から順番に枠番が選択されていったが、5番目権利の佐々木啓が緑の6枠を手にした。
そして、5枠の黄色い勝負服が木村に巡ってきた。
「あのまま内から選ばれていくなあと思っていたら、佐々木さんが6枠を選びました。
一瞬、えっ!?って動揺しちゃいましたよ(苦笑い)。
自分にとってはひとつでも内に入れることはすごく大きい。準決勝2着で5枠なら申し分ないですね!」
仕上がった時の木村は本当に強い。えぐすぎる底力を発揮する。
偉大なる記録、レコードに挑む鈴木、青山にとって、これほど恐ろしい男は他にいない。

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