SG第43回オールスター・オートレース 展望

SG第43回オールスターオートレースが4月24～29日の6日間、福岡・飯塚オートレース場で開催される。全国ランクS級1位の青山周平（39＝伊勢崎）と、同2位の鈴木圭一郎（29＝浜松）の「2強」がV最有力候補。ファン投票1位の人気レーサー森且行を始め、計11名の女子選手や将来性ある若手も出場予定。話題の多い楽しみな大会になる。

スピード抜群の鈴木圭一郎が5度目の大会制覇に挑む

鈴木圭一郎が4大会連続5度目のシリーズ制覇に向けて準備を進めている。鈴木は22年の日本選手権から、SGの優勝戦で1度も掲示板を外していない。圧倒的なスピードを駆使して、アクセル全開で勝利に突き進む。

S級1位の青山周平が昨年末以来のSG優勝に照準

SG15冠の現役最強レーサー青山周平も、5連勝の完全Vを決めた昨年末のSS王座決定戦以来となる、SG優勝に照準を合わせる。

23年は3度SGを制し、年間97勝の新記録を樹立。MVP＆賞金王にも輝いた。24年度前期適用ランクでは、2期ぶり9度目のS級1位に返り咲いた。本番までにベストの状態を作って、ライバル鈴木の4連覇を阻止する。

有吉辰也と荒尾聡の地元2枚看板に若手の黒川京介、佐藤励も注目

有吉辰也、荒尾聡の地元2枚看板、西日本エース候補の長田稚也と中村杏亮、川口の若手有望株として注目される黒川京介と佐藤励、グランドスラマー中村雅人と永井大介、女子選手トップの実力を誇る佐藤摩弥、伊勢崎のレジェンド高橋貢、悲願のSG初優勝を目指す早川清太郎、浜松の鈴木宏和、佐藤貴也、金子大輔、伊藤信夫、木村武之、山陽地区を代表する丹村飛竜と松尾啓史も上位進出を狙ってくる。

けがから復帰後初のS級に昇格した森且行も登場。ファン投票1位の支持に応えるべく、SGの舞台で最大限のパフォーマンスを発揮する。ファン投票によって選ばれた、精鋭96選手による熱いバトルが始まる。夢の競演には、どんなドラマが待っているのだろうか。