特別GI 共同通信社杯 プレミアムカップ 注目選手

全国ランクS級1位
SG13冠を誇るオートレース界No.1レーサー。その実力は言うまでもない。19年から21年まで３年連続でＭＶＰ＆賞金王に輝くなど、常にトップ選手として業界をリードしてきた。８月の伊勢崎オートＧＰでは、圧倒的なパワーで今年初のＳＧ制覇を果たした。本格化モードに入った「最強戦士」が、他の選手のチャレンジを受けて立つ。

全国ランクS級4位
SG21冠など、輝かしい実績を残してきたレジェンド。今年5月21日には、史上2人目となる通算1600勝（現役選手単独）を達成。昨年、今年とグレードレースの優勝こそないが、内外自在のハンドルワークは健在。若手の台頭が著しい中で、豊富な経験を生かして一線級で戦い続ける。今回は、年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦のポイント（現在0ポイント）を稼ぎたいところだ。

全国ランクS級5位
SG5冠を誇る、西日本地区のエース。全国トップクラスの雨巧者としても実績を残してきた。その勝負強さは天下一品。3月の特別Ｇ１プレミアムカップ、６月のＧ２稲妻賞、８月のＧ２オーバルチャンピオンカップと、今年３度の優勝は全てグレードレースで決めている。持ち味の攻撃力を駆使して、ここ一番では必ず見せ場を作ってくる。

全国ランクS級6位
自在性あるハンドルワークは、選手間でも評価が高い。これまで、多くの名勝負でファンを沸かせてきた。16年にSGグランドスラムを達成。しかし、この年を最後に大きなステージでの活躍はできていない。8月のSGオートレースグランプリでベスト8入りを果たしたが、見せ場を作れず7着に敗退した。完全復活を目指して、ストイックに立ち向かう。

全国ランクS級7位
山陽地区を代表する看板レーサー。昨年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦に出場。決定戦で3着に入線するなど底力を見せた。追い上げ型のスタイルで、安定したハンドルワークに定評がある。最大の課題は、スタート力の強化。近況は、やや低迷しているが、マシンが折り合えばトップクラスの活躍が見込める。機力を立て直して上位進出を狙ってくる。

全国ランクS級8位
地元を代表するインファイター。全国屈指のダッシュ力と攻撃力を駆使して、常にレースを盛り上げる。18年のオールスター・オートレースで、SG初制覇を果たしている。サービス精神旺盛で、レース前に勝利を誓う「ベットオンミー」のフレーズは有名。多くのファンから支持を得ている。強気な性格で、どんな相手に対しても真っ向勝負で挑む。

全国ランクS級12位
混戦の突破力に定評があるレース巧者。先行、逃げ切りが主流の現代オートでは貴重な存在。実力派が多い29期生の中でも代表格。SGは11年のオートレースグランプリと15年の全日本選抜で優勝実績がある。今年は全てのSGで優出（2月の全日本選抜では優勝戦2着）を決めるなど、抜群の安定感を維持している。地元走路で存在感をアピールする。

全国ランクS級14位
女子選手のリーダーとして、業界に大きく貢献している。今年は、SG戦で2度の優出を果たした。特に4月の飯塚オールスター・オートレースでは、優勝戦2着に入る大活躍で話題となった。さらに、7月の日刊スポーツ・キューポラ杯では「女子選手初」となるGⅠタイトルを獲得。全国トップクラスにまで成長した、女子No.1レーサーから目が離せない。

全国ランクS級16位
全ての分野において、トータルでバランスが取れている。昨年末のスーパースター王座決定戦では2着に入った。選手会西日本支部長としても活躍。「華の25期」の中でも、デビュー当初から天才と称された。落車負傷により一時は引退も覚悟したが、不屈の精神でカムバック。23年度後期適用ランクでは、自身3度目の飯塚地区1位に輝いた。本番に向けてクールに準備を進める。

全国ランクS級20位
軽量を生かした全国トップ級のスタートを武器に、抜群の決定力を誇る。近況は、記念戦線でも優勝戦の常連として頭角を現している。課題は湿走路の克服と後半のスタミナになる。まだグレードレースの優勝をしていないが、実戦を積んで着実にレベルアップしている。機動力を発揮して、強豪レーサーを相手にホームバンクで躍動する。

全国ランクS級30位
将来のオートレース界を担う若手有望株。21年のスーパースター王座決定戦2着で、全国から脚光を浴びた。今年4月の浜松GⅡウィナーズカップ（5連勝の完全V）と6月の山陽GⅡ小林啓二杯を制すなど、着実に成長している。さらに、8月のSGオートレースグランプリでは、優勝戦2着の好成績を残した。将来のスター候補に周囲の期待は高まる。