【報知提供】黒川京介、ダークホースから一気にＶ候補へ「人生最高の状態かもしれない」

とうとう、ここまで来ちゃいました。
年末決戦が始まる前、黒川京介はこう抱負と目標を口にしていた。
「難しいとは思いますが、何とか１回は勝ちたいです。そして、あわよくばですが、優勝戦に乗ることができたら最高ですよね。でも、難しいよなあ...」
しかし、大会がスタートすると、他の誰よりも輝き、鮮烈なＳＳデビューを果たして、見る者たちを感嘆させ続けた。
４回のトライアル戦を２、２、１、４着で駆け抜けて、あの鈴木圭一郎に続いて、ポイント２位の堂々スタッツで初エントリーの大舞台を徹底的に盛り上げた。
「とにかくエンジンがすごいですね。ここまで頑張って準備してきて本当に良かったです。これまでは１級に乗り替わった最初の開催（１９年報知新聞社杯、優勝）が一番エンジンが出ていたんですが、その時と同じぐらい出ていますからね！いや、人生最高の状態かもしれませんね！！」
４回戦は４着だったが、それでも道中は３連覇を狙う青山周平を追いかけ回した。「１１Ｒよりは１２Ｒの方がいいんです。冷えてくれた方が絶対にいい。１２Ｒになると跳ねがなくなるんですよね」
新星ダークホースから、一気にＶ候補へ急速進化を遂げた黒川。デビュー５年目にして、初のＳＧ制覇は実現するのか。「優勝できる？まだしたことがないのでわかりません（苦笑い）。でも、大会が始まる前に、師匠の中野憲人さんが、"必ずチャンスはある。決定戦に出場する以上のことをやってこい"と激励してくれました。もう、気持ちで負けません！！」
（淡路　哲雄）