【報知提供】大木光、芸術的な雨のイン走法で「あると思う」と断言

伊勢崎

ついに、ついに、待ち焦がれた戦況が訪れようとしている。
大木光に大仕事の機会が巡ってきそうだ。
予選3戦を1、5、4着でまとめ上げて、ベスト32入りを果たした。
そして、準決勝戦は高い確率で雨バトルになることが予想される。
現役最強のイン&雨ファイターにとって、今の伊勢崎湿走路ほどおいしい舞台はない。
「やっと来ましたね。もう、こんな機会は選手生活で最後だと思いますよ。
今の伊勢崎の雨はエンジンじゃないです。とにかくインコースに先に入って、そこを走ればいい。
だからもうスタートですよね。何としてもスタートを決めて、インを走ることができたら、あると思います」
普段は謙遜を超えて、「自分なんか...。だめですから...」と自虐、悲観コメントを繰り返す男が、
きっぱりと「あると思う」と断言した。
わかっている。本人が一番わかっている。このチャンスを逃してはならないことを。
「クラッチを換えて、空回りを覚悟でスタートを切ります。枠が内なので行けるチャンスはきっとあります」
大木がなぞる雨のイン走法は、もはや芸術的ですらある。
唯一無二のお家芸をこの山場で披露できたら、必ずや結果は付いてくる。
最後に大木は言った。
「大会が終わった後は、いずれにしても深酒になりそうですよ」
雨巧者に待っているのは、最高の美酒か。苦いヤケ酒か。
2003年に28期生としてデビューして、18年。
コースで思い切り雨を浴びたあと、レース後はビールを浴びることができるか。
自身の技量で叶えるしかない。

(淡路 哲雄)

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