【報知提供】空前の大会５連覇に挑む鈴木圭一郎

ふたりのチャンピオンが次元の違う仕上がりと強さで共に３連勝をマークした。
１１Ｒに登場する鈴木は、昨年はＳＧタイトルに手が届かなかったが、今回の状態は相当いい。
「３日目は気温が上がったのに、しっかり合ってくれました。スタートも切ってから伸びてくれます。安定していますし、今のところ大きな不安はありません」といつも以上に早い段階である程度まで仕上がったようだ。エンジンは「この感じなら８周回にも合っているはずです」と不満は少ないが、課題を挙げるとすればタイヤだろう。
「タイヤが低くなっていることは心配といえば心配ですね。質に関してはすごくいいんですけれど」。
初日、２日目は１０メートルオープンの大外から、３日目の準々決勝戦は０メートルオープンの３枠から強烈な飛び出しを披露しており、スタートの切れは申し分ない。
「独走するだけなら、この状態で大丈夫です」と自信をたぎらせているように、前に競り出ることさえ叶えばタイヤの低さも大きな弱点にはなりえない。
準決勝戦１１Ｒは５枠に番組されたが、この位置ならスピードに乗って一気に先頭まで突き出る可能性が高く、５連覇に向けてセミファイナルで停滞することはないだろう。
ちなみに若きスピードキングの最近のルーティーンは「レースに向かう直前にロッカーで麻季さん（妻の吉川）の写真を眺めて気持ちを高めています」だそう。
「３日目のレース前も写真を見てから向かった？もちろんですよお～。僕は照れません。うそは言えないので（笑い）」
愛妻のピクチャーから勇気と力をもらって、５連覇の青写真をいざ描く。