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SG日本選手権オートレース 注目選手
◆鈴木圭一郎(24=浜松)
史上初の6期連続S1となり鈴木1強時代を固めてきた。今年は10月川口のSG全日本選抜で大会4連覇を飾り、G1を3回V。5割を超える勝率、7割を超える2連対率(10月16日時点)と抜群の成績を収めている。今年は落因や周回誤認で一時リズムを崩したが、ここにきて本調子を取り戻したのは心強い。
◆青山周平(34=伊勢崎)
昨年は伊勢崎オートGPと川口日本選手権のSG2回優勝。今年はSGオートGPの完全Vを含む13連勝を達成した。スタート力を駆使した逃げ先行押し切りが勝ちパターン。近況は攻めるときの状況判断に磨きをかけて、冷静沈着なレースぶりが目立つ。湿走路でもスピードを生かせるようになったのは強みだ。
永井大介(42=川口)
グレード戦は04年から16年連続Vを継続中だ。SGは08年から15年まで8年連続V。昨年SS王座決定戦TR2戦目に18年ベストタイムの上がり3秒322をマーク。後続を引きつけて抜かせないテクニックを披露して頂上決戦を制した。川口のSG全日本選抜は優出を逃したが、シリーズ3勝してエンジンは出ていた。
◆荒尾聡(38=飯塚)
04年から今年まで16年連続でSG優出を継続中。令和初の浜松SGオールスターを得意の湿走路で圧勝した。8月伊勢崎のSGオートレースGP優勝戦は4着。年間を通して安定感が目立ち、勝負強さを発揮している。近況はフロント周りの違和感に苦戦中だが、新品クランクの投入でエンジン状態はいい。
◆有吉辰也(43=飯塚)
今年はG2で2回優勝。19年後期ランクでS級に復帰した。13年9月に選手生命を左右する落車事故。一時は不振に陥り、15年から3年間A級降格して苦しんだ。カミソリスタートを駆使して19回SG連続優出記録を作った有吉が、完全復活する日は近い。川口のSG全日本選抜優勝戦で落車したが、体は大丈夫だった。
◆佐藤摩弥(27=川口)
さばきを身につけて着実に力をつけてきた。昨年末川口のG2格・SSシリーズ戦平尾昌晃杯を制覇。19年前期ランクでS級23位に大躍進すると、3月と9月に山陽の特別G1プレミアムカップ優勝戦で3着。頂上決戦のSS王座決定戦TR出場を当確とした。高速戦に対応できるようになったのは大きな強みだ。
◆丹村飛竜(35=山陽)
19年前期ランクで2期連続3回目の山陽競走成績1位に。16年山陽の小林啓二杯でG2、17年川口開設記念GPレースでG1初制覇を飾った。山陽の成長株がエースの座に上り詰めた。オート界屈指の雨巧者。湿走路になれば存分に力を発揮して勝機が膨らむ。近況はスタートとさばきに進境を見せている。
◆森且行(45=川口)
3年ぶり4回目のSG優出を目指す。G1・2回を含むグレード戦での優勝は、タイヤの接地感が良くなる冬場と湿走路に集中している。夏場の滑る熱走路は不得手だが、今年は苦戦する割合が軽減したように映った。走路温度が下がるこれからの時季は、内めの枠が見込めるH位置を生かして活躍の場が広がる。
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