SGオートレースグランプリ 注目選手

伊勢崎

◆鈴木圭一郎(24=浜松)

現役最強レーサーとして、3期連続でランク1位に君臨している。2018年6月にはウィナーズカップでG2初制覇。鮮やかな速攻を決め、2周1角で先頭に立つと、ゴールまでは独走劇を演じた。「記録ハンター」の異名を取り、2013年のデビュー以来、最年少でSG、G1を優勝。SG4大会連続Vなど、数々の記録を塗り替えてきた。規格外の男だ。

◆早川清太郎(36=伊勢崎)

地元では抜群の強さを誇る。2018年7月1日のG1ムーンライトチャンピオンカップ優勝戦では、ロケット発進を決め連覇を飾った。「半端ない!」勢いで加速し、5周3角で仲田恵一朗を差して先頭へ。ランク1位の鈴木圭一郎らを完封した。地元のG1は4大会連続優勝の快挙。力を付けており、SG優勝は手の届く位置にある。

◆高橋貢(47=伊勢崎)

「絶対王者」の異名を取る地元のレジェンド。2017年オートレースグランプリでは、2012年スーパースター以来、5年ぶり21回目のSG優勝を果たした。5連続SG制覇、グランドスラムを狙った鈴木圭一郎を寄せ付けず、ダブルグランドスラム達成となった。2018年6月26日に47歳を迎えたが、年齢的な衰えとは無縁だ。

◆永井大介(41=川口)

覚醒した感のある活躍ぶりだ。2017年は選手最多の優勝10回。うちG1が3回、G2が1回あり、ダブルグランドスラマーが完全に輝きを取り戻した。2018年も川口開設記念グランプリ、プレミアムカップとG1を2回V。カマシを決めて序盤で好位に取り付き、圧勝するレースが多い。SGは2008~2015年に8年連続で優勝の実績を持ち、有力な優勝候補だ。

◆松尾啓史(40=山陽)

山陽のランク1位。グレード戦ではあと1歩でV逸していたが、2018年はG1スピード王決定戦、G2レジェンドカップを制し、通算500勝も達成して絶好調だ。SGでは12回も優勝戦に進出し、2016年スーパースター王座決定戦、2017年オールスターで3着に好走。十分に通用する力を持っている。マシンがしっかりと仕上がればV候補に浮上してくる。

◆荒尾聡(37=飯塚)

2017年スーパースター王座決定戦を制し、2007年オールスター以来のSG優勝を飾った。号泣ゴールでファンを感動させた。SGでは優勝戦の常連。オートレースグランプリでも7回の優出があり、2010年に3着、2012年に2着と好走している。スタート巧者で雨走路を得意にしており、ここ一番の勝負強さは抜群だ。

◆森且行(44=川口)

人気No.1レーサーとして、イベント出演なども多く、オート界を長くけん引してきた。2017年末にはG2格のSSシリーズを優勝。3年4カ月ぶりのVに喜びを爆発させた。走路の冷える冬場を得意としているが、8月でもナイターなら話は別。走路温度が比較的下がる後半レースなら、十分に勝ち上がる力を持っている。V戦線参入可能な1人だ。

◆佐藤摩弥(26=川口)

女子レーサーの草分けとして活躍。愛くるしいルックスで人気のレーサーだ。2016年にG2川口記念を優勝し、女子ではただ1人、グレード戦Vの実績を持つ。モトクロス出身らしく、スタート力を最大の武器に、男子と互角に渡り合っている。2018年は優勝こそないものの、徐々にマシンの状態は上がってきた。SGの舞台で速攻を決めてファンを沸かせる。

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