【報知提供】天性のセンスと才覚を備えた丹村飛竜「地元のファンにSGタイトルを届けたい」

川口

初日から3連勝をマークした。4日目の10R「最終予選」でシリーズ初の黒星を喫したが、さあ、夢にまで見たSG制覇へ。

丹村飛竜が絶好の状態を整えて、まずはセミファイナル突破へと取りかかる。

取材をしていて感じることがある。思うに「丹村飛竜レーサー」を最も過小評価しているのは、実は当の本人なのかもしれない。

3日目に無傷の3連勝ゴールを果たした後も、「自分なんか...。ほかにたくさん強い選手はいますし、厳しいんじゃないですか」と謙遜の限りを口にしていた。

しかし、同じ舞台で戦うライバルたちの声はその真逆だ。「いつ、ヒリュー(丹村飛竜)ちゃんがSGで勝っても誰も驚かない」というフレーズはロッカーの至るところで響き続けている。

2004年に29期生としてデビューした当初から、丹村は潤沢なスピードに恵まれていた。天性のセンスと才覚を彼は備えていた。しかし、その素質をなかなか生かせない日々が続いた。

「あの頃は本当に何も考えていなかったというか、考えが甘すぎましたよね」

伸び悩む時期を経て、16年に初めてタイトルを獲得(GII 小林啓二杯)した頃から、いよいよその資質は開花の時を迎えた。

「その時期から考えを改めました。当時、自分は全然スタートが行けなかったんです。今は同じ選手になった山本翔(34期生)は昔からオートのファンでよく観戦しに来ていたそうですが、山本君からも"あの頃のヒリューさんは、マジでスタート遅かったですよねえ〜"と言われちゃうぐらいでした(笑い)。スタートが良くなったのも、取り組む姿勢や考えを変えた後なんですよ」

備えていたスピードにスタートが備わった。雨も高いレベルでこなしまくる。さばきの鋭さは業界有数の切れ味だ。

もう、SGを制するためのツールはすべて高いレベルで所有していることは、誰もが理解している。あとは、その瞬間が到来するのをじっくり待つだけだ。

「そうなると本当にいいんですよね。自分は山陽所属ですが、山陽はSG開催がなかなかないし、浜野淳さん(24期生)からSGを勝った選手が出ていないんです。だから、いつか自分は続きたい。自分だけじゃない。それは山陽のどの選手もみんなが思っているんじゃないですか。そして、山陽の地元ファンにSGタイトルを持っていって、届けたいんです!その時がいつか巡ってくるように、今は努力しています」

近くに寄ればわかる。丹村は極限まで体を絞っている。隆々としたスリムマッチョのボディを維持したまま、飲食を控え、体作りに取り組んでいる。その姿は、多くのライバル、特に若手たちにいい影響を与えている。

あとはビッグタイトルだけだ。丹村がSGの勲章を手にした時、名実ともに山陽の大エースへと昇華していく。

(淡路 哲雄)

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