【日刊提供】荒尾聡、好調なマシンを生かし後続を寄せ付けずに優勝/山陽

山陽

優勝した荒尾聡は賞金ボードを手に笑顔(撮影・梅根麻紀)

西日本のエース荒尾聡(41=飯塚)がシリーズ初制覇を達成して通算12度目のGIタイトルを獲得した。2着は金子大輔、3着は青山周平が入った。

朝から雨が降り続いて、優勝戦は完全な湿走路で行われた。試走2番時計タイの3秒67をマークした荒尾は、1番人気に推された。

「出遅れそうになったけど、うまくインにもぐり込めた。周平と大輔が重なる前に行きたかったので、どうしようかと思っていたら大輔が張った。展開が自分に向いてくれた。ピストン、リング、バルブを交換して、エンジンは試走から良かった」と、2周バックで先頭に立ってリード広げた。

あとは好調なマシンを生かして後続を寄せ付けずにトップでゴールするだけだった。

「SSトライアル戦のポイントが取れてうれしい。リセットして、次回の山陽令和グランドチャンピオン(4月12~16日)もがんばります」。

昨年はグレードレースで勝てなかった荒尾。23年は本来の勝負強い姿が見られそうだ。

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