サントリービバレッジソリューション・Gamboo杯 GI開場46周年記念シルクカップ 展望

23年のオートレース界、最初のグレードレースとなるG1開場記念シルクカップが1月5～9日までの5日間、群馬・伊勢崎オートレース場で開催される。トップレーサー青山周平（38＝伊勢崎）を筆頭に、高橋貢、早川清太郎の「地元3強」が立ちはだかる。外来の強豪レーサーも加わり、新年早々から白熱したバトルが展開される。

「最強戦士」青山周平が23年最初のG1シリーズを制す

現オートレース界No.1の実力を誇る青山周平が、大会3連覇に向けて始動する。22年も圧倒的なパワーを駆使して、数々の偉業を成し遂げた。伊勢崎SGオートレースグランプリでは、6連勝の完全Vを達成。さらに出場したグレードレース5節連続優勝など、常に結果を残して多くのファンを魅了してきた。「最強戦士」が23年最初のG1シリーズを制す。

レジェンドレーサー高橋貢が存在感をアピール

レジェンド、高橋貢が存在感をアピールする。年末のスーパースタートライアル戦に出場するなど、ベテランの域に入っても一線級で活躍している。勝負どころを見極める芸術的なハンドルさばきは健在。地元の人気レーサー、早川清太郎も巻き返しを図る。近況は本来の攻撃力を生かせていない。マシンを万全の状態にして、22年キューポラ杯以来となるG1優勝を目指す。

永井大介、荒尾聡も優勝候補

SG15冠など実績抜群の永井大介と、西日本のエース荒尾聡も優勝候補に挙げたい。川口の黒川京介、山田達也、中山光、浜松の金子大輔、佐藤貴也、飯塚の篠原睦、田中茂、有吉辰也、山陽の丹村飛竜らも上位争いに食い込む。

A級勢では、スピードある伊勢崎の三浦康平と浅香潤、川口の鈴木清、速攻力ある飯塚の岩見貴史をピックアップする。

女子レーサーは新井日和、藤本梨恵、高橋絵莉子、田崎萌と、地元から4人が出場予定。特に、35期新人の新井に注目したい。今節から待望の1級車に乗り替わり、どんな走りを見せるのか。