ラ・ピスタ新橋 PRESENTS SG第37回スーパースター王座決定戦 展望

年末恒例のスーパースターフェスタ2022が、12月27日から埼玉・川口オートレース場で開幕する。今年は消音マフラーでのレースになる。大会4連覇を狙う青山周平と、全国ランク1位の鈴木圭一郎が優勝候補。選ばれた精鋭16人による、5日間のバトルが展開される。また、初日10Rでスーパースターガールズ王座決定戦が行われる。

今年もシリーズの中心は青山周平

No.1レーサー青山周平が、今年もシリーズの中心を担う。22年はオートGP（6連勝の完全V）と日本選手権の2度SGを制覇。さらに出場したグレードレース5節連続優勝など、チャンピオンの名にふさわしい文句ない結果を残した。消音マフラーのレースには多少の不安も残るが、過去の実績から問題なし。抜群のスタート力とパワー全開の走りで、大会4連覇の偉業達成に向けてノンストップで突き進む。

鈴木圭一郎、荒尾聡もタイトル狙う

これに対し、全国ランクS級1位の鈴木圭一郎も、6年ぶりのタイトル奪還へ意欲を見せる。近況も圧倒的なスピードを駆使し、勝ち星を量産している。これまで宿敵の青山に、何度も悔しい思いをさせられてきた。妥協の許さない整備でマシンを仕上げて、今度こそ青山とのバトルを制す。

荒尾聡も黙ってはいない。今年はグレードレースの優勝がなく、ここまで本領を発揮できていない。西日本のエースは気持ちの強さを前面に出して、青山と鈴木の両雄に真っ向勝負を挑む。

初出場の小林瑞季と高宗良次の32期コンビに注目

数多くの歴史を刻んで、オートレース界を支えてきた高橋貢と永井大介、内外自在のさばきに定評ある川口の中村雅人、大病を克服して11月にグレードレース2節連続Vを飾った快速派の加賀谷建明、SG初優勝を目指す伊勢崎の早川清太郎、支部長として戦いに挑む三浦康平、総合力の高い浜松の木村武之、飯塚のSGタイトルホルダー有吉辰也と篠原睦、山陽の松尾啓史、丹村飛竜と豪華なメンバーが出そろった。初出場となる小林瑞季と高宗良次の32期コンビにも注目したい。どんなドラマが待っているのか。大みそか決戦から目が離せない。