GI開設66周年記念レース 展望

飯塚オートのGI第66回開設記念レースが、19～23日まで5日間、昼間開催で行われる。3日までのSG日本選手権の興奮が冷めない中、再びスター選手が集う。日本選手権ファイナルで激戦を繰り広げた3人（優勝・青山周平、2着・鈴木圭一郎、3着・荒尾聡）がそろって登場する。再び熱いバトルを展開する。

地元の荒尾聡の奮起、有吉辰也の復調に期待

地元の荒尾聡の奮起に期待したい。前回のSG日本選手権では、地元代表格に恥じない活躍で着をまとめて優出。熱心な調整が功を奏して、日を追うごとに動きも改善した。優勝こそ逃したが、青山周平、鈴木圭一郎に続いて3着を確保。とはいえ、地元のビックタイトルを取れなかった悔しさは残っているだろう。早くもリベンジの機会とあれば、自然と力が入る。

他の地元勢にとっても、仕上げたパワーを生かす絶好の機会だ。準決を戦った篠原睦、久門徹、滝下隼平、浦田信輔、中村杏亮も再び好調な走りで存在感を見せる。優勝戦で落車となってしまったが、有吉辰也も復調に期待だ。

青山周平、鈴木圭一郎を筆頭に強力メンバー集結

遠征勢も強力メンバーばかりが参戦する。日本選手権を優勝した青山周平は、特に好調ぶりが際立つ。SGグランプリ、GIは伊勢崎シルクカップ、浜松プレミアムカップ、飯塚でもダイヤモンドレースを制し、今年12度の優勝をマークした。年末に向けてさらにペースを上げるためにも、今節も全速戦を仕掛ける。

惜しくも2着に敗れた鈴木圭一郎もパワーが強烈だった。気になっていた跳ねを解消させれば、S1の実力を存分に発揮できる。その他にも優出した早川清太郎、松尾啓史を始め、SGでしのぎを削ったトップレーサーが見せ場を作る。