オッズパーク杯 SG第54回 日本選手権オートレース 展望

第54回SG日本選手権オートレースが、福岡・飯塚オートで10月30日～11月3日まで開催される。
S1に返り咲いた、前回覇者の鈴木圭一郎、今年も大活躍と絶好調な青山周平、地元で闘志を燃やす荒尾聡ら、実力者が勢ぞろいする。年末のSGスーパースター王座決定戦を見据え、結果を残したいメンバーばかり。それぞれの意地がぶつかり合う。

地元の代表格、荒尾聡がパワーアップした姿を見せる

飯塚では51回大会以来の日本選手権が開催される。
実力ナンバーワンとなる、名誉あるタイトル奪取へ、地元勢の奮起に期待がかかる。当地の代表格、荒尾聡は新たな相棒「デフジャムKN」を味方に、準備は万全だ。試走タイムから抜群のスピードでアピールし、パワーアップした姿を見せている。

10月飯塚の5日間シリーズでは、強烈な追い込みが光った。2日目の2回乗りも含め、6戦5勝で優勝。一般戦ながら、晴雨問わず高いレベルで安定した走りを披露した。実力を最も発揮できる地元走路で、遠征勢に後れを取るわけにはいかない。初日から気合の入った走りを見せつける。また、通算1000勝を達成した篠原睦に、田中茂、久門徹も地元タイトル確保を狙う。

鈴木圭一郎、青山周平ら強力な遠征勢もこぞって参戦

強力な遠征勢もこぞって参戦する。S1の鈴木圭一郎は地元浜松で行われた前回大会の覇者。GII日刊スポーツ若獅子杯争奪戦では準決勝戦で無念の落妨となってしまったが、直前の浜松のGIスピード王決定戦は初日から4連勝。優勝戦こそ3着に敗れたが、再びペースアップしてきた。

青山周平も好調ぶりが際立つ。伊勢崎のSGグランプリを筆頭に、今年既に12度優勝。当地でも8月にダイヤモンドレースを制して存在感を見せた。18、19年に続き大会3度目の制覇を目指す。他にも、レジェンド高橋貢や若井友和、中村雅人、丹村飛竜らタレントがそろい、激戦を展開する。