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サンケイスポーツ杯 GI 第64回 スピード王決定戦 展望
G1第64回スピード王決定戦が10月19日から23日までの5日間、静岡・浜松オートレース場で開催される。全国ランク1位の鈴木圭一郎(27=浜松)が、圧倒的なスピードを駆使してVへ突き進む。地元の木村武之、飯塚の荒尾聡らも優勝争いに食い込んでくる。
S1に返り咲いた鈴木圭一郎の独壇場
22年後期適用ランクでS級1位に返り咲いた鈴木圭一郎。今回はライバル青山周平が不在のシリーズで独壇場になりそう。鈴木は今年5月の川口SGオールスターで連覇を達成。7月の山陽G2小林啓二杯と合わせて2度のグレードレースを制した。
直近の山陽G2日刊スポーツ若獅子杯では、準決勝戦で落車妨害となった。進化を続ける若きトップレーサーは、万全にコンディションを整えて地元ファンの期待にこたえる。
荒尾聡が打倒・圭一郎に闘志を燃やす
これに対し西日本のエース荒尾聡が、打倒・圭一郎に闘志を燃やす。近況も抜群の安定感を誇る。10月5日の飯塚普通開催で優勝するなど状態は上向いてきた。今大会は定評の勝負強さを発揮してくる。
地元の1000勝レーサー木村武之もグレード戦の実績は十分。9月の特別G1プレミアムカップでは、結果2着ながら、勝った青山周平と互角の勝負を演じた。マシンが仕上がれば争覇圏内に急浮上する。
浜松の金子大輔、佐藤貴也らも上位進出狙う
浜松の金子大輔、佐藤貴也の29期コンビ、ダッシュ鋭い鈴木宏和、人気と実力を兼ね備えた伊藤信夫、イン走法が光る川口の若井友和、レース巧者の中村雅人、伊勢崎のレジェンド高橋貢、飯塚のSGタイトルホルダー篠原睦、久門徹、有吉辰也、浦田信輔、山陽の丹村飛竜、松尾啓史らも上位進出を狙う。
不動の女子No.1レーサー佐藤摩弥も登場。佐藤は9月3日の伊勢崎普通開催で、約2年5カ月ぶりに優勝。9月の特別G1プレミアムカップでも、価値のあるベスト8入りを果たすなど復調してきた。山陽G2若獅子杯準決勝戦で落車(他落)したが、最終日の走りを見る限り特に心配はなさそう。今回はどんな走りをするか注目したい。
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