【報知提供】加賀谷建明ほえる「これは、絶対に良くなっている!」

伊勢崎

ポテンシャル・アンリミテッド。まさに無限の可能性と才覚を誇る加賀谷建明にいよいよ大仕事の予感が漂ってきた。
2001年に27期生としてデビューして以来、そのキャリアは20年を超えた。有り余る才能を有し、若かりし頃から未完の大器、無冠の帝王と呼ばれ続けた。

しかし、激走と凡走が常に背中合わせの"ジキルとハイド"なキャラクターがゆえ、今もビッグレースにその手は届いていない。常にみずみずしくも、もろい感覚一本でこのタフな世界を生きてきた。
そんな自由奔放な天才が今回は綿密な整備プランを描きながら、その通りに戴冠スケジュールを進めてきた。

「そうなんですよ。ここに向けて、この前の山陽でヘッドを、その前の川口ではロッドを換えてきました。そして、伊勢崎に来て3日目のレース後にシリンダーとピストンを新品にしました。これでかなり良くなりました。伸びが出て、車速が増してくれました」

その言葉通りに、4日目の準々決勝戦はうなりに、うなった。

切望していた得意の雨は「ついに、降ってきませんでしたねえ」と苦笑いしていたが、プロジェクトにそって整えた愛車ビッグボス号は晴れでも圧倒的なパワーを発揮した。
トップスタートを決めて、後続を悠々と突き放して、準決勝戦へ最高の流れと勢いで突き進むことを可能とした。

「これは、絶対に良くなっている!」とレース後、加賀谷は元気よくほえた。
その後も「これなら自信を持って準決勝戦へ行けます。いいところにあると思うし、戦えます」と景気いい強気のコメントを連発してみせた。
そして、最後に優出の可能性を問うと、「ありまーす!」と即答してみせた。

過去にグレード大会の初日に圧勝した時点で、「こりゃあ、(優勝が)あるよ~!」というフレーズを何度か聞いたことがあった。その時は、優勝どころか予選突破すらならなかったこともあった。
どちらかといえば、いや、典型的なポジティブ発言のレーサーであるが、なんというか、今回のそれは過去のサービス精神で発したV宣言とは全然違うような。しっかりとバックボーンに裏打ちされた、確証のある強気ラッパーなような気がしてならない。

セミファイナルは青山周平と同じ12Rに番組されたが、究極の超大物食いのチャンスは十分ありそうだ。

ありますよね?加賀谷さん!

(淡路 哲雄)

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