「新キューポラ男」早川清太郎、次はSG初制覇へ「整備だったり調整だったり熱心に」/川口

川口
キューポラ杯を優勝した早川清太郎は賞金ボードを掲げる(撮影・柴田隆二)

12R優勝戦はナイター開催のもと0、10メートルのハンデ戦で行われた。 早川清太郎(40=伊勢崎)が5周3角で先頭に立って押し切り、優勝。G1は10度目、通算では40度目、キューポラ杯は20年に続いて2度目の優勝を飾った。

2着は永井大介、3着は鈴木圭一郎が入った。 新たなキューポラ男の誕生だ。今節は4、3、4、2着での勝ち上がり。
「今節の動きからして優勝できると思ってなかった」
と話すのも無理はない。 それでも、諦めない。それが早川清太郎の真骨頂だ。

調整を加えて「正直、試走はそんなにいい雰囲気ではなかったが、走り出してから感じ良かった」。
スタートは6~7番手発進となり、「スタートはちょっと駄目でしたね」と苦笑いも、すぐに続けて「内側を走ったらとてもフィーリングが良くて」追っていけたのが良かった。

20年大会に続き2度目の制覇。優出2着も3度あるように、川口のキューポラ杯とは、相思相愛の好相性だ。
「先頭に立ってからも気持ち良く走れた。エンジンが8周回持つ感じで不安なく走れた。キューポラ杯は相性がいいと思いました」。
準決勝日の2日が40歳のバースデイだった。
「若い年齢ではないですが、これからも活躍できれば」と話した。

走路改修を伴う施設改修で、しばらく本場が休催となる川口のファンへ向けては、「年末、新しい走路で自分も(SS王座戦トライアル)に参加して活躍したいと思っています」。再度、川口での熱い走りを誓った。

そして、続けて来月の大一番にも言葉を続けた。
「来月、地元でSG(オートGP)があります。より一層、整備だったり調整だったり熱心にして優勝目指して頑張っていきます」。

早川にとって、残すはSG制覇だけ。気合走りで不惑の40代でのビッグタイトル奪取を狙う。

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