九州スポーツ杯GI第56回スピード王決定戦 展望

山陽オートでいよいよG1スピード王決定戦が、15日から19日まで開催される。S1青山周平、S2鈴木圭一郎を始め、各地で実績を残し続ける強豪がぶつかり合う。地元勢では松尾啓史が近況好調な走りを見せる。負けられない地元での好走に期待だ。

松尾啓史が地元タイトルへ万全の態勢で挑む
松尾啓史が地元勢を引っ張る。現在のランクはS12と、ついに山陽勢のトップに立った。安定して高い成績を残せていることが大きく、最近節も飯塚、川口の一般戦、飯塚G1開設記念と3連続で優出。特に飯塚の記念では日ごとに走路状況が大きく変わる難しい条件下だったが、地元勢顔負けの追い込みで晴雨ともに結果を残している。調整力を存分に発揮していることが、自在な走りにつながっている。走り慣れた地元走路となれば、さらに調整力を生かせるはず。地元タイトル確保に向け、万全の態勢で挑む。佐々木啓、丸山智史、丹村飛竜、岩崎亮一、藤岡一樹、角南一如と他の地元S級選手も優勝が射程圏内に入る強力メンバーがそろった。

オート界の2トップ、青山周平と鈴木圭一郎が魅せる
オート界トップを争う青山周平、鈴木圭一郎は、ともにG2若獅子杯に出場し、優勝戦でしのぎを削った。鈴木がスピードあふれるレースで追い込み、若獅子杯初制覇を達成。４連勝で勝ち上がった青山も勢いは十分で、両者ともに存在感を見せてくれそうだ。中村雅人、早川清太郎、荒尾聡と強力な布陣に、岩見貴史は直前に飯塚記念を制して参戦。エンジンも好調でG1連続Vを狙う。