【報知提供】エンジンに絶対的自信の鈴木圭一郎「雨でも10周回ならいける」

川口

敗れはした。連勝は止まった。しかし、手応えと自信は揺るがなかった。
準決勝戦11R。
永井大介の迫力ある動きには屈したが、鈴木圭一郎が中位から鋭く差して2着ゴールを果たし、ベスト8入りした。
普段はレースで敗退すると、とたんに表情を曇らせてしまう鈴木が、この日はロッカーに戻ってもその顔色は、とにかく明るかった。
「いやあ、永井さんの動きがずば抜けていましたね~。試走からすごいなあと思いました。
今回は負けちゃいましたが、自分のエンジンも全然悪くはないです。
3日目(1着)があまりに良すぎたので、ちょっと物足りなく感じてしまいましたが、それでも十分いい状態だと思います」
SG制覇は19年10月の全日本選抜からご無沙汰している。
その間も何度となく、V戦へ駒を進めて、タイトル奪取に挑んだが、当時は決戦を前に「完璧です」というフレーズはまず聞くことがなかった。
「まだ物足りない」「油断はできない」「自信を持つまでは仕上がっていない」というコメントが少なくなかったが、今度は違う。
タイトルを獲りまくっていた数年前のように、その言葉はとにかく力強かった。
「今回の優勝戦は、3日目の動きがあれば獲れますよ(きっぱりと)。
実績あるクランクを入れて、エンジンのベースは本当にいいです。
あとは、腕次第です。自分の整備の腕で、3日目の状態にすることができたら、優勝できますよ!」
決戦当日は、低くない雨予報がアナウンスされているが、久々にエンジンへの絶対的自信があるから、動揺も少ない。
「川口の雨は6周回だと2着とか3着が多いんですが、8周回の雨であの吉原君に勝ったことがあるんです。
だから、10周回の雨ならいけると思いますよ!
とにかく天気よりも、まずは3日目のエンジンを作った作業をやります。今からメタルを交換します。
これでエンジン音もちゃんと出ると思います」
鈴木が「彼が一番の盟友です」と指名する同じ32期生の吉原恭佑が教えてくれた。
「なんか、今回は2着なのに優出して戻ってきた時に、すごく喜んでいましたよ、ケーイチロー。
久しぶりにSGを獲るために気合が入っている感じがすごくします。
晴れはもちろんですが、このメンバーで雨になったら、ケーイチローは無敵ですよ!」
そして、気持ちを高めながら、栗原勝測のアシストを受けながら総仕上げに入った。
今回のV戦は佐藤摩弥、そして同期の岡谷美由紀。ふたりの女子レーサーと手合わせする。
その感想を鈴木に聞くと、にっこりほほ笑みながら、「もちろん楽しみですが、いつか(妻の吉川)マキちゃんと一緒にSGに乗りたいなあ~」
昨年11月に結婚し、初めてのSG制覇はもうそこまで迫っている。
麻季ワイフは「ケーイチローさんが優勝したら、アフロヘアーにしてもらいます!!」
久々のSG優勝も、奇抜なアフロヘアも両方見てみたいです。

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