【報知提供】鈴木圭一郎 極上のエンジンサウンドでVメンバー入りへ

川口

多くの恵みをもたらした最愛のパーツは、やっぱり信頼できる。
鈴木圭一郎がメンバー唯一の3連勝で予選を切り抜けた。
万全過ぎる態勢を整えて、セミファイナルへ進出する。
初日12Rは逃げ切りゴール、2日目12Rは内、外をコース自在に駆け抜けて連勝した。
しかし、勝者からは「う~ん、そこまでいいわけじゃない。SGの優勝を意識できるような状態にはほど遠い感じです」と満願回答は発せられなかった。
そして、2日目レース終了後、業界のおとうさんのように頼る栗原勝測と作戦タイムを設け、「あのクランクを入れます」と決意した。
あのクランク―。「SGを5回は勝ったと思うクランクです。GⅠなら8本は取ったんじゃないですかね」という抜群の実績を誇る必殺アイテム投入である。
栗原は「そこまで悪い動きじゃないと思うけれど...」と鈴木に告げたが、「これを入れて悪くなることはないですからね」とすぐさま整備に入った。
そして、うなった。いや、その威力たるや、想像以上だった。
3日目の11R。道中で致命的な不利を受けて、一度は大きく後方へ下がってしまった。
しかし、その後はすごかった。残された周回を使って、瞬く間に順位を回復し、最後は頭まで突き抜けてみせた。
普段は務めて冷静を装う圭一郎も、この圧巻の動きには気持ちが高揚し切った。
「いやあ、今年一番のレースですよ!やっぱりクランクでしょうね!!ものすごくトルク感がありましたし、 気持ちもエンジンも余裕があったのでこれは巻き返せると思っていました。
トルクがあるのでレース足も素晴らしい。そして、音が出ましたよ!求めていたエンジン音もしっかり出てくれました!
実はこのクランクを入れても、そこまで変化がない時もあるんですよね。でも、今節に入れた新品のケースと相性がいいんでしょうね。
思ったような動きをしてくれました。この動きなら本当に楽しみです!」
そして、久々に勇ましい圭一郎節が飛び出した。
「あんな不利の大きかったレースでしたが、結果オーライですね。
"魅せるレース"ができましたからね!本当に久しぶりですよ!」
今大会は、そこまで仕上がり切ったマシンが不在だという相場評だったが、ここに来て、一気にカルマが突出するようにケタ違いの出力を示した。
間違いなく、V候補にふさわしい仕上がりとなった。
「あとはスタートですね。ちょっとフロントも跳ねますが、それぐらいかなあ」
絶好の動きに極上のエンジンサウンドを得て、さあVメンバー入りへ。圭一郎の進撃は加速していく。

登録費・年会費無料のAutoRace.JP投票に登録して、「オートレース」をもっと楽しもう!

はじめようAutoRace.JP投票
AutoRace.JP投票 新規会員登録

ネット口座をお持ちの方は、即日で登録完了。
スマホ・パソコンからご投票できます。
登録費や年会費などは無くご登録は無料です。
お気軽にAutoRace.JP投票をお試しください。