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特別ＧＩプレミアムカップ 注目選手
◆永井大介（42＝川口）
最多優勝更新へ
完全復活した。昨年はG1で3回優勝。そして、年末のSS王座決定戦ではトップスタートから逃げ切り、3年1カ月ぶり通算15回目のSG優勝を飾った。TR2戦目では18年最高時計3秒322をマークした。今年の滑り出しは車が変調して苦戦したが、今年5節目となる2月中旬の地元戦では、車の動きを取り戻し、今年初優出を果たし優勝。続く、伊勢崎G2レジェンドカップも優出（7着）した。川口G1開設記念では「伊勢崎の優勝戦は重くなった。ヘッドとカムを交換」と機力修正を図った。だが、初日の動きが思わしくなく、クランクを交換している。プレミアムカップは、前々回の山陽で1枠からスタート速攻を決めて、自身の持つ大会最多優勝記録を更新する、8回目の優勝を飾った。
◆佐藤貴也（34＝浜松）
好相性の当地で台頭
昨年は絶好調でオールスターでSGを初制覇し、SG4連続優出を決めた。今年は一般戦で優出3回で、グレード戦での優出がない。「車はそこそこの高い位置で安定しているけど、優勝争いとなると少し足りない」と上積みが欲しい。3月飯塚（優勝戦3着）では新品シリンダーに交換した。山陽は相性が抜群。「山陽はドドドが来にくい。足周りにそんなに時間を使うことがない」と、車の整備に集中できるのは好材料だ。プレミアムカップは験がいいタイトル。通算G1優勝3回のうち、山陽で2回優勝（13年優勝はA級戦）している。
◆高橋貢（47＝伊勢崎）
実績最上位
2月地元G2レジェンドカップは、1回目のスタートでフライングを切ったが、2回目のスタートで4番手に付け、最終周1角で首位を奪い大会初制覇を飾った。自身の持つ史上最多V回数は202回に更新。レジェンドカップでは整備日にクランクとケースを交換。初日と2日目は1番時計で快勝した。3月川口G1開設記念の前検日の話では、「優勝ができたので悪くないが、もう少しパワーが欲しい。シリンダー、ピストン交換を考える」とパーツ交換の予定もあるとか。川口G1の初日2着は「伸びがない」と整備が必要な様子だった。絶対王者の力は、計り知れず、どこまでも進化し続けているだけに驚異的な存在だ。
◆荒尾聡（37＝飯塚）
完全復活へ
1月地元のG2オーバルチャンピオンカップで速攻を決めて、昨年5月地元一般戦以来の優勝を飾った。近況は低迷していただけに、久しぶりに笑顔がはじけた。12月中旬の地元戦で車を乗り替えたが結果が出ず、G2オーバルチャンピオンカップでは新品クランクを投入した。2月下旬の川口では今年2度目の優出（4着）を決めた。「川口優勝戦の雨は外が利いた（荒尾はイン）」のが敗因。続く、川口G1開設記念は「前回川口の準決はタイム（3秒356）が出ていたので、その延長で調整」と、あわてた様子は全くなかった。山陽はG1とG2で、それぞれ2回優勝と好歴が多い。
◆丹村飛竜（34＝山陽）
地元のエース
山陽のエースが燃える。昨年末はスーパースターTR戦に初出場し、王座決定戦（7着）に進出。今年も好調で、2月地元戦、試行開催の地元ミッドナイトで優勝。「ミッドは消音用にヘッドを換えて結果が出たし、タイム（上がり3秒341）も出た」と振り返った。「2月地元の昼間開催から自分のスタイルで気持ち良く乗れるようになった」と好調の要因を話した。
◆森且行（45＝川口）
好調キープで参戦
昨年12月上旬の地元戦で新車に乗り替え、今年に入って2月まで、飯塚G2オーバルチャンピオンカップ（優勝戦6着）を含め4連続優出を果たした。「晴れの車は序盤の動きが特に良くて、いい位置取りができる」と人車ともに乗れている。2月末の地元優勝戦の雨2着には「珍しく外が利いて良かった」と話した。「暖かくなって、車が変わるようなら、シリンダー、ピストンを考える」とレベルの高い車をキープする。
◆佐藤摩弥（26＝川口）
飛躍の年に
オート界屈指のスタート力を持つ。昨年は10月の新品クランク交換が奏功。跳ねは軽減しスピードが発揮できるようになった。11月日本選手権では史上初の女子SGファイナリストとなり、年末のG2格SSシリーズ戦平尾昌晃賞では上がり3秒339で優勝した。新ランク（4月から適用）では全国ランク23位で2度目のS級入りを決めている。今年は「SG優勝を目標に力をつけたい」と抱負を語った。今年はけがの影響で1カ月半のブランクがあり、今大会は3節目となる。山陽は12年9月G2若獅子杯で初優出（8着）した思い出のバンクで飛躍を目指す。
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