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日本選手権オートレース 注目選手
■若井友和(川口)
SGは04年オートレースグランプリを制覇。GⅠは02年、15年に川口開設記念グランプリレース、15年に平成チャンピオンカップなど5回優勝している。マシンが仕上がれば、優勝戦線への参入は可能だ。川口支部長として選手らをまとめている。アントニオ猪木の大ファンで、イベントなどで「1、2、3、ダーッ」の掛け声は有名。
■山田達也(川口)
追いに定評があり、トップクラスの実力を持っている。04年全日本選抜ではSG初出場初優出、最年少優出、最短優出を果たした。今年のグレード戦でも、川口開設記念GPで優出するなど常にV戦線に参入している。あと1歩でVに届く位置にいるだけに、何かきっかけがあれば、大仕事をやってのける可能性は十分だ。
■佐藤貴也(浜松)
今年3月の特別G1共同通信社杯プレミアムカップで、13年に続く優勝を飾った。グレード戦はGⅠ、GⅡを各3回制しており、SGをいつ勝ってもいい力を持っている。スタート力があり、主導権を奪ってのレースぶりは、スピード感たっぷりだ。選手紹介インタビューなどでは「ベットオンミー」(ぼくから買って)のフレーズで、ファンを沸かせる。
■篠原睦(飯塚)
グレードレースはGⅡを3回優勝。SGでは優出7回の実績がある。今年はGⅡオーバルCCで優出8着。SG、GⅠでの優出はないものの、GⅠでは1着を11回も取っており、エンジンが仕上がれば、SGでも十分に好勝負が見込める。16年後期にはS級6位までランクアップした実績もある。常に上位にランクされており、堅実なレースぶりには定評がある。
■木村武之(浜松)
SGは09年、13年日本選手権、09年オートレースグランプリと3回制覇している。最高峰レースのスーパースターも11回出場して6回優出し、12年は3着、14年は2着と好走した。SGで十分な実績を残している。G1は16年日刊スポーツキューポラ杯など優勝14回。調整力に優れ、グレード戦で常にV争いに加わるトップレーサーだ。
■人見剛志(山陽)
今年は活躍が目立つ。03年デビューで4月の平成チャンピオンカップでは、初めてG1を制した。選手15年目でのG1優勝で大きくステップアップしている。10月(17年度後期)からのランクはS級7位。前期の26位から一気に順位を上げた。まだ、底は見せておらず、SG舞台でも大仕事をやってのける可能性は十分だ。
■浦田信輔(飯塚)
昨年6月に落車事故で左足首を骨折し約3カ月間の休養生活を送った。復帰後はレース勘を取り戻すのに時間がかかったが、今年に入り優出ラッシュの活躍を見せている。2月のG2レジェンドカップでは、1年10カ月ぶりにグレード戦を優勝した。11年SS王座決定戦を制し、史上3人目のグランドスラムを達成。鋭いイン切り込みには定評がある。
■松尾啓史(山陽)
地元では人見剛志と並ぶ2大看板だ。昨年の収得賞金は山陽トップ。グレード戦の優勝は06年のG1スピード王決定戦だけだが、SGオールスター3着、SGスーパースター3着など、常に優勝戦線をにぎわせている。SGの優出は10回以上あり、いつ優勝してもおかしくない選手だ。
■荒尾聡(飯塚)
SGは07年オールスターで初優勝を飾った。優出は40回近くあり、優勝戦の常連だ。スタート力には定評があり、主導権を奪うレースぶりは絶品。雨走路も得意にしている。エンジン状態が下降気味になっても、整備力を駆使して動きを一変させることが多い。
■高橋貢(伊勢崎)
「絶対王者」として君臨し、グレード戦の優勝はSG21回を含め73回。16年12月には自身4回目の10連勝を達成した。16年は12連勝、史上10人目の1300勝と年間を通じて活躍。17年6月に46歳を迎えたが、年齢的な衰えとは無縁だ。台頭する若手、中堅に対し「壁になる」と公言している。
■永井大介(川口)
SG5レースをすべて2回以上優勝している。ダブルグランドスラマーとして、S級上位に君臨。グレード戦の優勝はSGを14回、GⅠを20回、GⅡを13回。17年はGⅠゴールデンレース、GⅡ川口記念、GⅠ日刊スポーツキューポラ杯、特別GⅠプレミアムカップを優勝している。精彩を欠いた16年を大きく上回る活躍ぶりだ。15年日本選手権以来のSG優勝に向け、意気揚々と出陣する。
■鈴木圭一郎(浜松)
最年少でSG・GⅠを制覇するなど「記録ハンター」と呼ばれる。オート界の常識を次々に打ち破る規格外の選手だ。17年7月のオールスターではSG4大会連続優勝の快挙を達成。枠順選択1位で8枠を選択し、ファンを驚かせた。7歳からポケバイ(50CC)に乗り、11歳で整備も始めた「バイクの申し子」。優れた調整力、そつのないレースは一際光る。
■早川清太郎(伊勢崎)
17年の活躍には目を見張る。シルクカップ、ムーンライトCCとGⅠを2回制覇。GⅠ日刊スポーツキューポラ杯でも優勝戦2着と善戦した。デビュー14年目でSGは優出6回。15年オートレースグランプリの優勝戦3着が最高だが、戴冠は手の届くところにある。
■中村雅人(川口)
16年8月のグランプリでグランドスラムを達成した。華麗なさばきには定評があり、最後まであきらめないレースぶりで人気は絶大だ。16年末のスーパースターで落車し右上腕を骨折。17年4月に復帰したが、同年5月末に再び落車し右手薬指骨折などを負った。取り戻すのに苦労したレース勘は、1走ごとに復活。SGはいつ優勝しても不思議はない。
■青山周平(伊勢崎)
16年スーパースター王座優勝戦で落車。一時は精彩を欠いていたが、7月にGⅠダイヤモンドRを優勝するなど、復活の見通しは完全に立っている。SGは15年スーパースター、16年オールスターと2回優勝。11年7月に選手となり、デビューから12連勝、無敗で初優勝、SG初出場初優出など数々の記録を打ち立てた。今年の日本選手権も優勝の有力候補だ。
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