日本トーター・日刊スポーツ杯 GII稲妻賞 展望

伊勢崎

日刊スポーツ杯GII稲妻賞が6月7日~11日まで、群馬・伊勢崎オートレース場でナイターで開催される。全国ランクS級1位の青山周平(38=伊勢崎)を筆頭に高橋貢、早川清太郎の地元3強が優勝争いを演じる。西日本のエース荒尾聡、注目の新戦力35期の佐藤励も楽しみな存在になりそう。

大会連覇を狙う青山周平が優勝候補筆頭

5月から新走路になったばかりの伊勢崎バンク。ナイターでタイヤが食い付く条件の中で、高速戦が繰り広げられる。

大会連覇を狙う青山周平が優勝候補の筆頭。23年度前期適用ランクでは、2期ぶり8度目の全国ランクS級1位に返り咲いた。昨年11月の日本選手権以来、SGタイトルから遠ざかっているが、高い勝率を残して絶対的な信頼を得ている。直前のGII川口記念では、3日目まで苦手意識のある消音マフラーの調整に苦戦していた。
しかし、優勝戦は圧倒的なパワーで制し、No.1の実力を見せつけた。通常マフラーのレースとなれば、威力は倍増。どんな場面でも必ず結果を出す「最強戦士」は、久々の地元グレードレースで最大限のパフォーマンスを披露する。

地元の高橋貢、早川清太郎も優勝狙う

SG21冠など、輝かしい実績を誇る高橋貢も本格化してきた。そのスピードとテクニックは衰えない。新走路では7戦全勝して連続Vと折り合いは抜群。走路状況を問わない圧倒的な強さで、5月21日には史上2人目となる通算1600勝(現役選手単独)を達成。勝負どころを見極める芸術的なハンドルワークで、シリーズ5度目の優勝を狙う。地元ファンの期待を背負う早川清太郎も、決戦に向けて照準を合わせる。近況は、本来の攻撃力を生かせていない。整備でマシンを立て直して、ストイックに立ち向かう。

西日本のエース荒尾聡が外来勢代表格

これに対する外来勢もレベルは高い。その代表格は西日本のエース荒尾聡。ここ一番の勝負強さには定評がある。3月の山陽プレミアムカップに続く、今年2度目のグレードレース制覇を目指す。今期は自己最高となるS級3位にランクインした川口のスピードスター加賀谷建明、常に全力投球の小林瑞季、速攻力ある泉田修佑、実力派の金子大輔と全国屈指のスタート力を誇る鈴木宏和の浜松コンビ、さらにトータルでバランスの取れている山陽の丹村飛竜、岡部聡らも上位争いに浮上する。

川口の佐藤励と伊勢崎の女子レーサー新井日和の35期両者も楽しみな存在。アクセル全開の走りで、トップクラスの先輩レーサーらに胸を借りる。5日間の戦いには、どんなドラマが待っているのか。

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