地元の中村杏亮2度目GII制覇「浜松SGの音と乗り味忘れないよう手を動かし続けた」/飯塚

飯塚

中村杏亮が地元GIIを逃げ切りVサイン(撮影・木村重成)

中村杏亮(27=飯塚)が10メートルオープン最内からトップスタートで逃げ切り、大会は初、GIIは18年山陽若獅子杯争奪戦以来、5年ぶり2度目の制覇を果たした。

2着は鈴木圭一郎で、鈴木圭自身3度目の通算10連勝はならなかった。3着には追い上げた永井大介が入った。

1度目のスタートは鈴木圭一郎がまさかのフライング。2度目は正常発走で、中村杏亮が一気に飛び出すと、すぐに独走逃げ展開。結局、後続に影を踏ませることのない完勝で2度目のGII制覇は、地元飯塚で初のグレードレース制覇という最高の結果を出した。

「4日目の延長で電気位置とキャブをやって試走からめっちゃ良かった。いい方向に向きましたね。試走から手応えがあって最高。スタートもうまく切れた。とりあえず開けようと思い一生懸命に逃げた。コースも小さくならないように心がけた。前回(浜松SG優出5着)エンジンが良かったから、その音と乗り味を忘れないように、師匠(久門徹)に教えてもらったことを...。手を動かし続けた成果が出た? はい。結果が良かった」。

同じレースで戦った師匠の久門徹譲りの、ひたすら整備の手を動かし、練習を怠らないひた向きな姿勢が、しっかりと地元のGIIで実を結んだ。

「大きなレースを走って少しずつ気持ちの面でも強くなったのかな...。今年は暮れのスーパースター王座決定戦トライアルに行きたい。次のプレミアムカップ(山陽=17日~)もSS王座戦トライアルのポイントが欲しいし、頑張りたい」。

今が充実期の中村。この勢いなら次の特別GIプレミアムカップでも好走するイメージしか浮かばない。

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