チャリロト杯 GII オーバルチャンピオンカップ 展望

福岡・飯塚オートのナイターGII「オーバルチャンピオンカップ」は、3月8～12日まで行われる。地元S級レーサー11人が勢ぞろいの豪華な顔ぶれとなった。荒尾聡は当大会を2度制した実績があり、今節もシリーズをリードする。遠征勢も強力で、前回大会を制した永井大介や、SG連続V中のS1鈴木圭一郎、さらには早川清太郎と、実力者が続々と参戦する。

地元の荒尾聡が今年初の地元競争で結果を出す

地元S級メンバーがそろった中、今大会で優勝実績があるのが荒尾聡、浦田信輔、有吉辰也、篠原睦、田中茂の5人もいる。伝統あるレースに地元勢の奮起が期待できそうだ。

特に、荒尾にとっては今年初の地元競走で、ペースをつかむのには絶好の舞台だ。22年は当地でのSG日本選手権をはじめ、多くのグレードレースで優出を果たしたものの、優勝まであと1歩届かなかった。そろそろファンの期待に応え、タイトルを増やしたいところだろう。今年もしっかり実力を示していて、浜松のSG全日本選抜では優勝戦まで駒を進めて7着。15、19年と優勝を飾った大会で、今年も結果を出す。

大会連覇を狙う永井大介、SG連続V中の鈴木圭一郎

永井大介は当大会連覇をかけて参戦する。22年1月の前回大会では、圧倒的なスピードで終始、主導権を握り続けた。飯塚との相性も良く、調整をつかめば手が付けられない存在となるだろう。S1鈴木圭一郎も20年に当大会を制した実績がある。近況の動きも抜群で、2月浜松のSG全日本選抜では完全Vの活躍をした。スピード豊かな攻めで上位進出を図る。

他にも、川口からは中村雅人、大木光、伊勢崎からは早川清太郎、田村治郎、浜松の佐藤貴也、山陽の丹村飛竜ら強力メンバーが集う。