ハイレベルGI制した永井大介「これでモリカツに流れが行くといいね」同期森且行思いやる／川口

輝かしい実績を誇る永井大介（46＝川口）が、自身26度目となるGIレースを制した。
8人全員がS級のハイレベルな戦い。伝統のGIは10メートルオープンで行われた。1枠の鈴木宏和が電光石火のスタートで先制。

「クラッチの調整が当たって、いいスタートが切れた」と語る永井は、2番手につける理想的な展開を作った。1周3角で先頭に立った永井は、危なげない走りで8周回リードを守り切って先頭でゴール。

「エンジンもタイヤも、全ていい方向に出た」。会心の勝利に、うれしそうな表情で答えた。世代交代が進む中で、存在感をアピールした。

「SS王座決定戦2着のタツ（有吉辰也）、前回レジェンドカップのワカ（若井友和）に続けて良かった。これでモリカツ（森且行）に流れがいくといいね」。絆の深い同期を思いやった。今月に行われる浜松SG全日本選抜に、弾みをつける勝利となった。