サンケイスポーツ杯 GII レジェンドカップ 展望

GIIレジェンドカップが1月25日～29日まで群馬・伊勢崎オートレース場で開催される。27期までの中堅からベテラン選手による5日間のバトルが展開される。「絶対王者」の称号でファンから絶大な信頼を得ている高橋貢（51＝伊勢崎）を優勝候補の筆頭に挙げる。

地元のレジェンドレーサー高橋貢が主役

伊勢崎では、今年2度目となるグレードレースが開幕する。史上最多のSG21冠、通算1585勝、212度の優勝（1月10日現在）など数々の伝説を残してきた地元の高橋貢が、主役の座を努める。このシリーズとの相性がいい高橋は、通算8度の優勝を誇る。（15年までの名称はGIIグランプリ）。しかも、19～21年まで3連覇を飾った。昨年末のSSトライアルにも出場して2勝を挙げるなど、近況も存在感をアピールしている。

1月の伊勢崎G1シルクカップでは、予選3連勝（準決勝戦で4着敗退）を決めた。冷静なハンドルワークで、23年初優勝に向けて照準を合わせる。

西日本のエース、飯塚の荒尾聡も優勝候補

西日本のエース、荒尾聡も優勝候補の一角。総合力が高く、勝負強さに定評がある。安定したイン走法が光る川口の若井友和と佐藤裕二、抜群の実績を誇る浜松の快速派レーサー木村武之と伊藤信夫、飯塚のSGタイトルホルダー篠原睦、田中茂、久門徹、有吉辰也、浦田信輔、山陽のレース巧者、松尾啓史、佐々木啓も上位進出が狙える。昨年覇者の久門は大会連覇を目指す。

A級勢では、伊勢崎の浅香潤、川口の掛川和人、浜松の松山茂靖、飯塚の別府敬剛、山陽の岩崎亮一の動向に注目したい。経験値の高い各選手らが、見応え十分のレースを披露する。