九州スポーツ杯 GI第57回 スピード王決定戦 展望

山口・山陽オートの「第57回GIスピード王決定戦」が、14～18日まで行われる。丹村飛竜を筆頭に、強力な山陽メンバーが大事な地元タイトル確保へ、全力の走りを見せる。今回も遠征勢は全国トップクラスの選手がそろい、予選から激しいぶつかり合いとなる。

丹村飛竜が地元タイトル奪還に向け存在感示す

今年も全国屈指のスピード自慢が集まった。前回覇者の青山周平を始め、本タイトルを制した実績があるメンバーも参戦する。

第50回大会以降、地元選手がタイトルを取れていない。今年こそは地元勢のタイトル奪還に期待がかかる。その中で、現行ランクS8と地元トップの丹村飛竜がシリーズを引っ張る。今年は4度の優勝があり、地元ではGIIミッドナイトチャンピオンカップを制覇。また、浜松のスピード王決定戦と2個目のGIタイトルもゲットした。この勢いで地元のGIタイトルも欲しいところ。湿走路でも冷えた走路でも結果を残してきた実力者が存在感を示す。

青山周平も参戦、混戦は必至

他の地元勢は松尾啓史、佐々木啓、丸山智史、長田恭徳、岡部聡、前田淳のS級メンバーがそろい、優勝争いに食い込む。また、第49回大会を制した岩崎亮一、第48回大会を制した緒方浩一も2度目の制覇を目指し奮起する。

遠征勢は伊勢崎の青山周平に加え、川口からも若井友和、中村雅人、黒川京介が、飯塚からは田中茂、森本優佑、有吉辰也も登場する。それぞれSGでも活躍できるレーサーばかり。混戦は必至だ。