チャリロト杯 GII オートレースメモリアル 展望

浜松
展望

今年から新設されたGIIオートレースメモリアルが、11月26~30日までの5日間、静岡・浜松オートレース場で開催される。22年後期適用ランクで、6期ぶり7度目のS級1位に返り咲いた鈴木圭一郎(27=浜松)が主役。業界最速のスピードで大会をリードする。

S1鈴木圭一郎が実力を見せつける

トップレーサー鈴木圭一郎が、S級1位の実力を見せつける。11月3日の飯塚SG日本選手権は、オール連対で優出して1番人気に推された。優勝戦は、先行しながら宿敵・青山周平に逆転勝利を許したが、マシンは高い水準をキープしている。年末の大一番(川口SGスーパースター王座決定戦)を視野に入れ、まずは地元のGII戦に挑む。

これに対し、西日本のエース荒尾聡も黙っていない。日本選手権の優勝戦は青山と鈴木に先着されたが、3着に入り地元代表として最低限の役割を果たした。勝負強さは天下一品。鈴木の対抗1番手に挙げたい。

高橋貢と永井大介の両雄も見せ場を作る

輝かしい実績を誇る高橋貢と永井大介の両雄も見せ場を作る。全盛期の迫力はないが、近況の状態は悪くない。勝負どころを見極めてクレバーに立ち回る。

地元の金子大輔、木村武之、佐藤貴也、鈴木宏和、伊藤信夫、川口の若手ホープ黒川京介、伊勢崎の早川清太郎、飯塚の篠原睦、有吉辰也、浦田信輔、山陽の丹村飛竜、松尾啓史、佐々木啓らも上位争いに浮上する。特に、今年2度の地元グレード戦(7月GIIウィナーズカップ、10月GIスピード王決定戦)を制した佐藤貴也の動向に注目したい。

女子No.1レーサー佐藤摩弥も上昇ムード。9月に伊勢崎普通開催で優勝して勢いに乗り、浜松バンクでも好成績を残している。強豪ぞろいの9月特別GIプレミアムカップで優出(8着)。10月GIスピード王決定戦の優勝戦(2着)では、終盤まで先頭を走って女子選手初となるGI制覇の快挙にあと1歩のところまで迫った。長いスランプを脱した女王が、シリーズを盛り上げる。

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