【報知提供】メンタルが強い黒川京介「準決勝はトップスタート狙う」

開幕直前にひらめいた整備プランがドンピシャでヒットした。
３３期生、２３歳の黒川京介に一発大仕事の予感が漂いまくっている。
１着ゴールこそなかったが、強豪たちとせめぎ合った３日間の激闘を２、２、５着でまとめ上げた。
黒川が笑顔で教えてくれた。
「前検の動きがとにかくひどかったんですよ。
かなり良くなくて、そこで思い切って新品のヘッドをド～ンと入れてみたんです。
もうそれが間違いなく大正解でしたね。
そういえば初めてＧⅠを勝った時（１９年山陽スピード王決定戦）も同じパターンでした。
ヘッドを換えてから、エンジンのポテンシャルはすごいです。
いいタイヤを履いて、しっかり合わせることができたら、もっと、もっと上がありそうな雰囲気があります！」

黒川はメンタルが強い。
大切な局面を迎えるほど、彼は未知なる力を発揮してくる。
「今年はＳＧで２回も優出できましたからね。
１回はまあまぐれだとしても、２回できたことは本当に自信になりましたよ！
たぶん、自分にはＳＧ（大舞台）は合っていますね（うれしそうに）」
準決勝戦９Ｒは絶好の２枠に置かれた。
相手も速い。
しかし、ここで強じんな精神力を発揮して好発進を決めたら、年間３度目のＳＧ優出となる。
「もちろん、トップスタートを狙っていきます。
３日目はフライングをできないし、それでも前へ行きたいと思って、ちょっと気持ちが集中し切れない部分があったかもしれません。
でも、準決勝は行きますよ！
トップスタートを決めて、独走できたらと思っています！
期待している？
はい、頑張りま～す！（あっけらかんと頼もしく）」
（淡路　哲雄）