高橋貢がSGへ弾み「流れを大事にする」/伊勢崎

伊勢崎

高橋貢が地元G2レジェンドカップを3連覇し賞金ボードを掲げる(撮影・木村重成)

高橋貢(49=伊勢崎)が7周回1角で先頭に立ってそのまま押し切り、19、20年に続き大会3連覇を達成した。2着は松尾啓史、3着に久門徹。完全優勝を狙った伊藤信夫は5着に終わった。 18年大会の借りは、きっちり返した。3年前はゴール前で松尾に差されて、悔しい優出2着。その点を踏まえ先行する松尾に対し、7周1角で一気に内から差して抜け出すと、逆転を狙う松尾に付け入る隙を与えない見事な走りで、大会3連覇を飾った。 「試走は感じが良かった。すごくリラックスして集中していけた。ただ本走の方が滑りが少し出ていた」試走は3秒26の1番時計、そのタイム通りの手応えで、きっちり優勝をものにした。「展開は向いたね、うまくいく時はこんなもの」。道中、スムーズなさばきですぐに、先行する松尾の2番手に上がれたのも勝因の1つだった。 「この大会は走っているメンバー、手の内が分かっているじゃないけど、ある程度みんなうまいですしね。その中でモチベーションを保って頑張れた。来年は4連覇で!」と、早くも来年に向けて、このタイトルを譲らない姿勢を見せた。 「いい刺激もある。またみんなに与えられるように。刺激はもらったから返さないと」。これは、同世代の伊藤信夫が昨年8月、当地のSGオートレースグランプリを制覇、今節も4連勝で勝ち上がって完全復調、オート界のトップ争いに割って入ってきたことを指している。「おっちゃん、頑張ってるって(笑い)。みんな後輩だったからね」。今大会は26期以前のレーサーだけによる戦い、その中でも優勝戦メンバーでは高橋が最年長。地元のG2でもあり、負けられない意識も最も強かった。 19日からは浜松でSG全日本選抜が行われる。「今度のSGは若者と一緒だからね。SGに向けて? こういう流れを崩さないように、流れを大事にするってことですね」。今年は飯塚G1、そして当地G2を制して、最高の流れでSGに臨むことができる。次のSGも、絶対王者が年長者を代表する走りで、最高の結果を見せるはずだ。

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