【報知提供】誰もが驚嘆する直線の伸び足

３日目４Ｒを逃げ切って、女子レーサーとしては佐藤摩弥、片野利沙に続き3人目となる通算１００勝を達成した岡谷美由紀。 「跳ねがないので突っ込みたいだけ突っ込めます」と本人も状態の良さを認識しているが、ライバルたちのエンジン評価はさらに高かった。 初日に逃げる岡谷を捕らえ切れなかった佐藤貴也は「岡谷さんの直線の伸びはハンパなかったですよ！自分も悪い状態ではなかったのに、 コーナーで追いついても、すぐに直線で引き離されてしまう。車の向きを変えるところまで届かなかったです」と感嘆していた。 ３日目のレース後は、佐藤と同じように２番手から岡谷を攻略できなかった前田淳が「いやあ、美由紀ちゃんの伸びはすごかった。 最初は付いていけるかと思っていましたが、直線で差をつけられてしまいました」とやはり驚がくしていた。 そのことを伝えると岡谷はうれしそうに「やっぱりエンジンはいいと思います。直線の伸びは（体重の軽い）女子の特権ですからね！」

▼勝利へのポイント▼
なんといってもハンデ据え置きは、好走の確率を格段にアップさせる材料だ。 グレードレースでは準決勝戦で軽ハンデ勢の位置を重化させるケースが多いが、１２Ｒの単騎０メートルオープンに置かれた。 「スタートが問題ですが、何とか切りたい。優勝戦に進めたら奇跡ですが、私は挑戦者。そのつもりで頑張ります！」　（スポーツ報知　淡路哲雄）