【報知提供】３戦不発も状態に大きな不安は抱かず

２、７、４着。白星を手にできないまま佐藤貴也がセミファイナルへ進出する。 「結局、初日が一番いい状態でしたね。とにかく時間帯によって、エンジンが大きく変調してしまうんです。 特に暗くなってからが難しい。重くなってしまうんですよね。日中の練習ではすごくいい手応えの時もありますし、うまく調整が合えばエンジンは大丈夫かと。 だから、大きな整備は考えていません。３日目も前には進んでいて、後ろにやられずに何とかですがしのげましたからね」 エンジン状態は必ずしも万全ではなくとも、この男には絶対的な武器がある。スタートだ。 軽ハンデの岡谷美由紀と同じ１２Ｒに組まれ、１０メートルラインの６枠に収まった。 「スタートは初日がすごかったです。ちょっとムラな感じなのでしっかり練習して備えたい」 大外にはＶ候補の青山周平が居座るが、「自分が内なら誰にも行かれることはない」と常々断言しているように、佐藤の先行はほぼ有望だ。 前に行けば簡単には抜かれない、抜かせない。自慢のスタート力とコースを締めて順位を落とさないキャラクターを生かすには絶好の番組といえる。

▼勝利へのポイント▼
業界ＮＯ１のエンターテイナーが準決勝戦を前にこう言った。 「世の中は新型コロナウイルス拡大で大変ですが、ファンの方はテレビで応援してくれていると思います。 今、自分が一番やりたいことは勝利者インタビューです！勝って、テレビの前にいるファンのみなさんに自分の言葉で伝えたいことがあります。 それを実現するためにも、ぜひ頑張りますよ！」 エンジン状態はもちろん大事だが、佐藤貴也はテンションを上げて、気持ちを高めて、力をみなぎらせる人間だ。 勝利者インタビュー、ぜひ実現してください。　（スポーツ報知　淡路哲雄）