2回目の全国NO・1の座に就いて活躍している。前回大会は地元浜松で開催され、2度目のSG制覇を果たした。金子の強さの秘密はどこにあるのか。レースセンスはもちろんだが、度胸、勝負強さが抜群。さらに常に高い視点から、レースの流れを読み切る力を持っている。飯塚は目下4連続優出中(G1で1回優勝)と相性もいい。
SG3V、G112Vのキャリアの持ち主。大きなことは決して言わず、あくまで控えめだが、レースぶりには気迫が満ちあふれている。今年1月の飯塚G1開設59周年記念レースの優勝戦がまさにそれ。6枠からS5番手につけ、2着に食い込んだ。巧みに追い込んださばきが魅力だ。
「メークドラマ」。青山がミラクル逆転劇を演じ日刊オート三賞の初の殊勲賞を獲得した。大みそかのスーパースター王座決定戦で悲願のSG初制覇を達成。初の賞金王に輝いた。今年最初のG1レース、飯塚開設59周年記念レースでも、鮮やかなスタート速攻を決めて優勝。青山時代を到来させる花火を、ドカーンと打ち上げた。
勝負強い男が完全復活した。一昨年は優勝は一般戦での1回のみだった。だが、昨年は優勝3回。9月グランプリで通算4度目のSG優勝を果たし、川口G1キューポラ杯、山陽G2ライジングCで優勝した。エンジンとタイヤがマッチングすれば、相手がだれでも恐れるものはない。
昨年は1級車に乗り替わり、モトクロスの絶対女王が素質を一気に開花させた。1月地元で初優勝すると、3月船橋では完全Vで2度目の優勝。10月地元で3度目V。そして大みそかのスーパースターシリーズで4度目の優勝を飾った。スタート巧者として鳴らしている女子初のS級レーサーは、名実ともに女子のトップに立った。益の赤い気炎には今年も注目だ。
2000年2月、雪の中、全日本選抜でSG初制覇を飾ってからSG優勝は8回。昨年は4月オールスターで優勝した。「年に1つはSGを取りたい」という気持ちは強い。今年1月地元G1開設59周年記念レース優勝戦(4着)はスタート遅れと道中でタイヤを使いすぎたのが敗因となり、同大会3連覇は成らなかった。その借りは返したい。地元のエースが反撃に転じる。
15年は初のMVPに輝いた。15連勝と、84勝の年間最多勝利の記録も樹立。SG5大会でもすべて優出を決めた。年間優出29回と優勝9回もぶっちぎりの数字だった。どんなエンジンの状況でも、的確なさばきで優出を決めている。飯塚は目下4連続優出中(優勝はSGとG1で各1回)。16年、中村はどんな夢を実現するのか。楽しみだ。
SG最多20Vの絶対王者。昨年は優出16回、優勝5回(G1・1回、G2・2回)と年間を通し安定した成績を残したが、12年のスーパースター王座決定戦以来、SG優勝がないのが寂しい。自分の仕事にプライドを持ち、1戦1戦に命をかける、本物の男の巻き返しが注目される。
SG出場は8度目。全日本選抜オートレースの最終日は、デビューして21歳2カ月余りで、優勝するとSG最年少Vとデビュー最短SGVの新記録となる。昨年はオートレースグランプリと日本選手権でSG連続優出(ともに4着)を果たした。今大会はそれ以上の力を蓄えている。新記録樹立の期待がかかる。
地元では一段と気合が入る頼もしい男だ。昨年優勝5回(G1・1回)のうち地元でG2オーバルチャンピオンCを含めて3回優勝した。最大の武器はスタート力と速攻力だ。SG優勝は07年オールスター(川口)の1回だけだが、SG優出は36回と大舞台での実績は十分。車もレベルは高く、近況は安定している。
04年グランプリ以来、2度目のSG制覇を狙う。昨年優出11回(優勝3回)の中にはSG優出1回、G1優勝2回がある実力派だ。エンジンが互角なら決してさばき負けするようなことはない。飯塚の主な戦歴となると、03年G1ダイヤモンドで優勝、SGでは10年日本選手権で優出(5着)がある。燃える闘魂の健在ぶりをアピールする。
飯塚は験がいいバンクだ。05年12月日刊スポーツ杯で初優勝。09年4月のSGオールスターではSG初優出(4着)を果たし、その年6月飯塚G2ジュニア選手権で優勝し初タイトルを獲得。昨年8月のG1ダイヤモンドでも優出(8着)した。近況の車は安定しており、追い巧者の本領を存分に見せつけ、SG初制覇を狙う。
初の山陽地区1位の座に就いて活躍中だ。速攻力もあれば、自在に攻める巧さばきも魅力だ。飯塚とは相性が良く、昨年優勝2回のうち1回は3月飯塚で飾ったもの。一昨年7月の飯塚地区対抗戦でG2初優勝すると、一気に8月伊勢崎ムーンライトCCでG1初制覇。12月地元の山陽スピード王決定戦では2度目のG1優勝をゲットした。今大会はSG初制覇が待たれる。