遠鉄グリーンカップ GI開場69周年記念ゴールデンレース 展望

GI開場記念ゴールデンレースが5月7～11日の5日間、静岡県・浜松オートレース場で開催される。先月末のオールスター・オートレースでSG初制覇を果たした、若手有望株の佐藤励(25=川口)に注目が集まる。前回覇者の鈴木圭一郎と現役最強レーサー青山周平も出場予定。遠州の地で、再び激闘が繰り広げられる。

SGオールスター初制覇・佐藤励に注目集まる

SGオールスターの余韻が冷めやらぬ中、ハイレベルな戦いが再現される。オールスターで待望のSG初タイトルを獲得した佐藤励が登場。若手スター候補の佐藤は、史上初となるSG初優出で6連勝パーフェクトVの偉業を達成した。スケールの大きい新戦力は持ち味の攻撃力を発揮して、今後もさらなる飛躍を遂げる。

2強・青山周平&鈴木圭一郎も黙ってない

業界をリードしてきた「2強」も、このまま黙って引き下がるわけにはいかない。青山周平が全国ランクS級1位のプライドで戦い抜く。SGオールスター優勝戦で必勝パターンを作った青山は、ゴール直前まで先頭を走りながら佐藤励にまさかの逆転劇を許した。SG18冠を誇る青山の実力は言うまでもなく、まだまだ世代交代は許さない。勝負の厳しさを伝える最強戦士がリベンジを誓う。

世代交代許さぬ最強戦士立ちはだかる

ホームバンクのGIとなる鈴木圭一郎も、3大会連続5度目のシリーズ制覇に向けて準備を進める。昨年の鈴木は数々の新記録を樹立。オートレース業界の歴史を塗り替えて、24年のMVP&賞金王にも輝いた。しかし近況の鈴木は、本来のスピードが影を潜めている。定評ある整備力でエンジンのパワーアップを図り、4月の山陽GI令和グランドチャンピオンカップ以来となる今年2度目のグレード戦Vを目指す。

鈴木宏和、金子大輔ら地元浜松勢も層厚い

全国屈指のダッシュ力を生かす鈴木宏和、抜群の安定感で活躍を続ける金子大輔を筆頭に、勝負強い佐藤貴也、実力派の木村武之、伊藤信夫など地元浜松勢も層は厚い。

川口25期トリオの永井大介、若井友和、森且行、伊勢崎のレジェンド高橋貢、決定力ある早川清太郎、飯塚のエース荒尾聡、速攻力を生かす篠原睦、若手ホープ長田稚也、山陽の浜野淳、丸山智史、藤岡一樹らも上位進出を狙える。