オッズパークpresents SG第56回日本選手権オートレース 展望

SG第56回日本選手権オートレースが10月30日～11月4日の6日間、川口オートで開催される。3大会連続5度目の制覇を狙う青山周平（39＝伊勢崎）と、全国ランクS級1位の鈴木圭一郎（29＝浜松）による一騎打ちムード。

ハンデなしのオープン戦で行われる、まさにガチンコ対決だ。全国から選ばれた精鋭96人が実力日本一を競う。

「最強戦士」青山周平がSG3連続優勝目指す

昨年大会覇者の青山周平が、SG3連続優勝に向けて本格始動する。今年4月の飯塚SGオールスターを制した青山は、8月の伊勢崎SGオートレースグランプリでも圧倒的なパワーで6連勝の完全Vを飾った。「最強戦士」はプライドを胸に、大会3連覇&5度目の栄冠を取りにいく。

鈴木圭一郎が昨年4月以来のSG制覇狙う

青山にとって最大のライバルとなる鈴木圭一郎も、評判の整備力でマシンを完調に仕上げて決戦に挑む。まだ今年はSGを制していないが、脅威的なペースで勝ち星を量産している。昨年4月のオールスター以来となる、SG優勝を視野に入れて準備を進める。

地元の黒川京介が「打倒2強」の1番手

「2強」に対抗する1番手に挙げるのは、若手代表格の黒川京介。世代交代が加速する中で、ポスト青山、鈴木の最有力候補に挙げられる。26歳の新鋭は、さまざまなハードルを乗り越えて大きな舞台でも常に見せ場を作っている。

いつまでも、NO.3に甘んじているわけにはいかない。最大の目標となるSG初制覇を目指し、地元バンクでリベンジを狙う。

SG3連続優出中の佐藤摩弥が歴史的快挙に挑む

女子NO.1レーサーの佐藤摩弥にも期待感は高まる。現在SG3連続優出中と勝負強さを発揮している。今年4月の飯塚SGオールスターでは、優勝した同期の青山周平と接戦の末に惜敗。歴史的な快挙にあと1歩のところだった。それでも、2大会連続の優勝戦2着は大健闘。女子選手初となる夢のSGタイトル獲得に向けて、女王の挑戦は続く。

若井友和、永井大介、森且行の川口25期トリオ、レース巧者の中村雅人、若手ホープ佐藤励、伊勢崎のレジェンド高橋貢と攻撃型の早川清太郎、浜松の金子大輔、佐藤貴也、鈴木宏和、伊藤信夫、木村武之、飯塚2枚看板の有吉辰也と荒尾聡、山陽の松尾啓史らも上位争いに浮上する。

選手なら誰もが憧れる歴史ある大舞台。白熱した6日間の頂上決戦になる。