フタバ設計presents GI 第67回ダイヤモンドレース 展望

飯塚オート伝統のナイターGI「第67回ダイヤモンドレース」が23～27日の5日間で開催される。鈴木圭一郎（29＝浜松）が大会初制覇を目指し参戦する。地元勢では荒尾聡が持ち前の勝負強さで抵抗。青山周平も実績上位で主役の座を狙う。

状態万全の鈴木圭一郎が大会初制覇目指す

鈴木圭一郎がGIダイヤモンドレース初制覇に向けて駆ける。前年のダイヤモンドレースは、直前のSGオートレースGP優勝戦で負った肋骨（ろっこつ）の疲労骨折のため回避。前々年度は優出2着だっただけに、初制覇への思いは強い。24年後期適用ランクで2期ぶりの全国ランク1位に返り咲き、今年10度の優勝のうち8度が完全優勝とまさに今が充実期。近況の動きも文句なく、万全の状態で飯塚に乗り込む。

地元の荒尾聡が抜群の整備力でマシンのパワー引き出す

地元勢では荒尾聡に注目したい。ここ一番での勝負強さで知られ、6月G2稲妻賞の強敵を抑え切っての勝利も記憶に新しい。ナイターレースに強く、抜群の整備力を駆使しマシンのパワーを引き出す。

ランク1位青山周平や前年覇者の長田稚也も虎視眈々

現全国ランク1位の青山周平は当然ながら実績上位だ。ダイヤモンドレースを3度制し、苦手とする消音マフラーも4月飯塚SGオールスターを制したことで克服している。今回も初日から動きに注目したい。

前年度覇者でGI初タイトルだった長田稚也は豊富なスピードを武器に連覇を狙う。他にも当大会を4度優勝の有吉辰也を筆頭に中村雅人、若井友和などの実績ある選手が、虎視眈々（たんたん）とタイトルを狙う。