サントリービバレッジソリューション・Gamboo杯 GI開場47周年記念シルクカップ 展望

GI開場記念シルクカップが1月6日～10日の5日間、伊勢崎オートレース場で開催される。令和6年の、グレードレース第1弾が幕を開ける。 青山周平（39＝伊勢崎）を筆頭に、高橋貢、早川清太郎の「地元3強」が中心を担う。スーパースター王座決定戦に進出した選手が6名出場する、ハイレベルなメンバー構成。今回は若手有望株も多く、楽しみなシリーズになりそう。

青山周平が圧倒的パワーで大会4連覇目指す

現役最強レーサー青山周平が、大会4連覇に向けて準備を進める。シルクカップでは、この4年間で予選を含めて2連対を一度しか外していない。まさに、青山にとってはドル箱の開催となっている。昨年末のスーパースター王座決定戦では、2年ぶり5度目の制覇（史上初となるトライアル戦5連勝の完全V）を果たした。この勝利で年間歴代最多となる、97勝の新記録を更新。23年の賞金王にも輝いて、さらに10連勝のおまけ付きで記録ずくめの優勝となった。とにかく強い青山。「最強戦士」は圧倒的なパワーで、今年最初のGIタイトル戦を制す。

レジェンド高橋貢と早川清太郎も心機一転誓う

高橋貢と早川清太郎も心機一転、気持ちをリセットして活躍を誓う。これまで、SG21冠、通算1630勝、優勝215回など脅威的な数字を残してきた高橋。出場16名の中で最年長として出場した昨年末のスーパースタートライアル戦では、4日目の勝負駆けが決まり滑り込みでスーパースター王座決定戦に進出した。絶対王者は、今年も自在性あるハンドルワークで存在感をアピールする。地元の人気選手として、多くのファンから期待されている早川。昨年は12月の優勝1度（川口の普通開催）のみに終わり、不本意なシーズンとなった。悲願のSG初優勝に向けて、新たな決意を掲げて再スタートする。9大会ぶり2度目のスーパースタートライアル戦に出場した伊勢崎の西原智昭、川口のグランドスラマー中村雅人と永井大介、快速派の加賀谷建明、若手ホープの黒川京介、定評のダッシュ力を生かす浜松の佐藤貴也と鈴木宏和、総合力の高い木村武之、西日本のエースとして抜群の実績を誇る飯塚の荒尾聡、若手有望株の長田稚也と中村杏亮、山陽を代表する松尾啓史、丹村飛竜らも上位候補に挙げたい。

新井日和ら地元女子3選手も要注目

地元の女子レーサー新井日和、田崎萌、高橋絵莉子の3名も登場。20歳の新井は、ポスト佐藤摩弥として注目度は高い。各地区の実力派が、24年最初のグレードレースの制覇を目指す。