【日刊提供】青山周平14度目SG制覇も浜松では初「長かったなあ~」/浜松

浜松

優勝した青山周平は賞金ボードを掲げる(撮影・柴田隆二)

最終日12Rで優勝戦が10周回、0メートルのオープン戦で争われた。

青山周平(38=伊勢崎)は2周1コーナーでトップスタートを切った永井大介をかわして、そのまま主導権を握って押し切り優勝。SG連覇&大会連覇、4度目の日本選手権を制し、14度目のSGタイトルを獲得した。2着は追い上げた鈴木圭一郎。3着に永井が粘った。

青山周平にとって、枠番選択5番目で1枠を選べた時点で大会連覇はかなり近づいていた。そうとしか言いようがない。そんな優勝だった。スタートは永井のカマシスタートが決まって何とか内でこらえて2番手から発進。

「まさか1枠を選べるとは思ってなかったんで。結構緊張したんですけど、スタートで遅れてしまって、かなり、ひやっとしました。なんとか2番手あたりで回れたので良かったです。行けるタイミングがあればすぐ行こうと思って(2周1コーナーで)前へ出た」と、スタートこそ思った感じとは違ったが、青山は、行けるタイミングで一気に先頭に立って、そのまま押し切る自身の勝ちパターンにしっかりと持ち込んだ。

意外にも浜松でのSG制覇は初めてだ。「浜松でなかなか勝てない時期もあった。少しずつ勝てるようになってきたけど(浜松のSGは)勝てないんじゃないかと...。とりあえずうれしいですけど、長かったなあ~」とようやく浜松でSGに勝てたことを感慨深そうに話す。

「試走も3秒28で悪くはないと思ったんですが、みんなもすごい試走タイムで。長い長い10周回でした、エンジンは朝から同期とかに足周りを修正してもらって、エンジンも手伝ってもらってすごくいい状態で挑めた。優勝戦が一番いい状態でした」。競走車がしっかり仕上がったのと、優勝戦1枠から戦えたのが勝てた大きな要因だ。

「今年12度目の優勝?周りのサポートのおかげです。若くないんで。練習して、練習して、いろいろ考えて。若い選手にも先輩選手にも刺激をもらって。活力として」。練習を繰り返すことで常にトップクラスの走りをキープすること。それが青山のポリシーだ。

暮れの大一番、スーパースター王座決定戦に向けては「年末は消音マフラーで、かなり不得意分野なんで......。たくさんレースを見て、学んで、実戦してですね。不安ですけど、去年よりもいい結果が生まれるように。去年よりレベルアップできるように、あと1カ月と少しで準備したいです」。

常に自身を鼓舞する課題を胸に、青山はさらに上を目指す。

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