チャリロト杯 GII浜松記念 曳馬野賞 展望

浜松

今年から新設されたGII「浜松記念曳馬野賞」が10月5日~9日の5日間、浜松オートレース場で開催される。飯塚の荒尾聡を筆頭に、川口の佐藤摩弥、黒川京介、伊勢崎の早川清太郎らの強豪外来勢が出場予定。浜松のS級陣も、地元のGII戦で意地を見せる。

西日本エース荒尾聡が今年3度目GII制覇狙う

西日本のエース荒尾聡が本領を発揮する。23年の荒尾はSGの優勝こそないが、3度のグレードレースを制した。9月に浜松で行われた特別GI共同通信社杯プレミアムカップでは、初日の落車の影響もあって準決勝戦で4着に敗退。それでも、最終日は力強い走りで快勝した。ここ一番の勝負強さを生かして、今年3度目のGII制覇を狙う。

実績上位の佐藤摩弥と黒川京介もV有力候補

女子No.1レーサー佐藤摩弥と、目覚ましい活躍を続けている若手ホープの黒川京介も有力候補だ。佐藤は今年7月の日刊スポーツ・キューポラ杯で、女子選手初となるGIタイトルを獲得。9月の浜松特別GI共同通信社杯プレミアムカップでは、強力メンバーを相手にベスト8入りを果たした。黒川は4月の浜松GIIウィナーズカップで5連勝の完全Vを達成。8月の伊勢崎SGオートレースグランプリと、9月の浜松特別GI共同通信社杯プレミアムカップでも優出2着(いずれも優勝は青山周平)の大活躍。次世代のスター候補は、経験を積んで着実に成長を遂げている。伊勢崎の早川清太郎、飯塚の浦田信輔、山陽の丹村飛竜らも総合力は高い。

金子大輔や佐藤貴也ら浜松勢も優勝譲れない

これに対し、浜松の主力S級陣も、地元GII戦の優勝を簡単には譲れない。安定性ある金子大輔、全国屈指のダッシュ力を誇る佐藤貴也と鈴木宏和、実績上位の伊藤信夫や木村武之が中心。近況は特にインファイター佐藤の決定力が光る。

SGでも活躍の金田悠伽ら女子選手も躍動

33期の金田悠伽、35期の西翔子、伊東玲衣、新井日和の女子選手も大会に花を添える。金田と新井はSGでも活躍する実力派。今年2度の優勝を飾った西も、ホームバンクで躍動する。
36期新人の栗原佳祐も楽しみな存在。センス抜群の栗原は今年2月のデビュー以降、すでに2度の優勝を決めた。バラエティー豊かな、楽しみなシリーズになりそう。

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