【報知提供】4日目まで苦戦の鈴木圭一郎、これまでと違う流れで連覇に挑む

川口

初日から6、2、1、4着。 4戦してひとつしか勝利を挙げることができなかった鈴木圭一郎。

直前の浜松開催(24日)で見事にVを決めて、勇躍オールスターの舞台へと登場したが、本来の動きを発揮できないまま、準決勝戦を迎えることになった。
「本当に優勝した時と同じエンジンなのか?というぐらい良くないですね...」とは2日目に2着敗退した時のコメントだった。

そのレース後、「SGを何本も取った」と全幅の信頼を置く必勝クランクに積み替えて3日目はようやく白星を挙げたが、雨の対決となった4日目はまたも4着に停滞した。
「う~ん、やっぱりだめですね。そこまでいい音が出ていないし、このままでは...」とカッパを脱がないまま何度も首をひねった。
そして、「今度はメタルを交換します。あと、ケースも新品にします!」と即決すると、「ヨシハラく~ん」と同じ32期生の吉原恭佑を呼び、すぐさま大メンテに突入した。

現時点では、実績あるクランクを投入して、ややトルク感は得たものの、まだ「いい重みがない」状況だと話す。
いつものようにエンジンがうならないので、スタートの飛び出しもひと息の状態にある。
この流れは、昨年大会に続いての連覇へ黄&赤信号なのか。
個人的にはそうは思わない。

去年から今年にかけてのいい意味ではない「ケーイチロートレンド」は、予選道中&準決勝戦までは、他のライバルたちを全く寄せ付けず、負けなし、無敵状態でV取りへ王手をかけるも、肝心の優勝戦のみパワー不発に終始するシーンが散見された。
今シリーズは、まさにその逆パターンである。
ここまで1勝オンリーで連日に渡って、試行錯誤の整備メンテが続いている。
万全の状態にないまま、セミファイナル以降へ進むことになるが、あまりに結果が出すぎて、大事な局面の前に攻めの整備が必要なく、戴冠を逃すケースが多かった近況の流れを思えば、この苦境はむしろタイトル獲得へ向けて違った味付けとなるかもしれない。

クランク、メタル、ケース。あらゆる部位を改めて、改善を図った。
やるべき手は打った。
普段とは違うルートをたどって、さあ、オールスターの勲章を再び手にすることはできるか。

まずは、準決勝戦突破へ取りかかる。

(淡路 哲雄)

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