遠鉄グリーンカップGI開場65周年記念ゴールデンレース 展望

G1開場65周年記念ゴールデンレースが、5月12日から5日間、静岡・浜松オートレース場で開催される。昨年大会覇者・鈴木圭一郎（26＝浜松）が、SGオールスターを制した勢いに乗って連覇を狙う。全国ランク1位の青山周平や、荒尾聡、佐藤摩弥らも逆襲を図る。

前回覇者の鈴木圭一郎が連覇狙う
川口SGオールスターの優出メンバーが7人も出場（春本を除く）。豪華な顔ぶれが集結、ハイレベルなバトルが繰り広げられる。
昨年覇者の鈴木圭一郎が、大会連覇へ突き進む。オールスターでは、宿敵・青山周平との直接対決となった雨走路の優勝戦を制し、19年全日本選抜以来、通算9度目のSG優勝を飾った。予選中も良走路で抜群の動きを見せていた。本来の強さを取り戻したスピードスターが、地元のタイトル戦を死守する。

青山周平が最大のライバル、荒尾聡、永井大介にも注目
その鈴木の最大のライバルは、もちろん青山。抜群のダッシュ力と破壊力で、全国ランク1位の実力を見せつける。荒尾聡は3連覇をかけたオールスターで3日目に無念の落車失権。マシンを立て直し鈴木、青山の2枚看板に勝負を挑む。
永井大介も復帰2節目のSGオールスターで優出（5着）と気配は悪くない。ダブルグランドスラマーが本格化すると優勝戦線に急浮上する。レジェンド高橋貢もテクニックを駆使して上位争いに食い込む。中村雅人は、この大会を過去に4連覇した実績がある。近況のリズムは良くないが、機力が上向けば巧みなさばきで見せ場を作る。オールスター優出3着の新鋭・黒川京介の果敢な走りにも期待したい。
そのオールスターで、史上初の女子ダブル優出を果たした佐藤摩弥と岡谷美由紀にも注目したい。トップレベルで戦えることは実証済みで、G1制覇も十分に狙える。