特別GI 共同通信社杯 プレミアムカップ 展望

福岡・飯塚オートの特別G1「プレミアムカップ」が17～21日まで開催される。負けられない地元勢は、2月浜松SG全日本選抜を制した荒尾聡が中心。浦田信輔、篠原睦、有吉辰也も意地の見せどころ。遠征勢も豪華メンバーだ。青山周平に鈴木圭一郎、中村雅人、佐々木啓と各地区の代表格がそろった。

地元代表として荒尾聡がシリーズをリードする
荒尾聡がシリーズをリードする。20年も活躍が目立ったが、今年も2月浜松ＳＧ全日本選抜を初制覇。昨年以上に大舞台での躍動に期待できそうだ。その全日本選抜も3勝、2着2回と安定感が際立った。特に、優勝戦の動きは、他の強豪と比べても別格だった。スタートは5番手と優位な位置取りではなかったが、展開を逃さずさばいて浮上。先行する青山周平、伊藤信夫をかわして勝利をもぎ取った。パワーもさることながら、勝負強さは特筆もの。今節も地元代表として堂々たるレースを見せる。他の地元勢では浦田信輔、篠原睦、そして直前の川口G1で復活優勝を遂げた有吉辰也も勢いに乗りたい。

青山周平、鈴木圭一郎が全日本選抜の借りを返す
○遠征勢は、ランクS1を競い合う青山周平、鈴木圭一郎が全日本選抜の借りを返すため、全力を注ぐ。青山は前回大会覇者でもあり、19年に当地のSG日本選手権を優勝した。鈴木は17年と20年のG1開設記念、オーバルチャンピオンカップを優勝。地元勢顔負けの実績を残す。他にも王者・高橋貢、スピードが乗ってくると怖い佐藤摩弥、テク上位の中村雅人、安定感が魅力の佐々木啓など、強力メンバーがそれぞれ優勝を狙う。