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日刊スポーツ創刊70周年 G2 第30回若獅子杯争奪戦 展望
山陽オートレースの日刊スポーツ創刊70周年G2第30回若獅子杯争奪戦は22日に開幕する。G2ながらオートレース界を引っ張る強力メンバーがそろう。19年のMVP青山周平(35=伊勢崎)が中心だが、鈴木圭一郎も負けられない。地元では丹村飛竜らが意地の見せどころ。実力者が5日間、激戦を繰り広げる。
19年MVPの青山周平が主導権を握る
青山周平が主役の座を譲らない。19年は圧倒的な走りでトップを走り続けていた。日本選手権、オートレースグランプリを制すると、年末のスーパースター王座決定戦で2度目の優勝を果たし、年間3つのSGを制覇した。この活躍により、自身初の最優秀選手賞を受賞。名実ともにNO・1レーサーとなった。今年に入ってからも伊勢崎のG1シルクカップで優出3着。続く伊勢崎一般戦では完全Vを飾り、勢いはそのままだ。今節もシリーズリーダーとしてがっちり主導権を握りにいく。
鈴木圭一郎が底力を発揮しV奪取狙う
それを阻止しにいくのが鈴木圭一郎だ。6期連続のS1とトップを守り続けてきたものの、19年は思ったほどの活躍が残せなかった。「気持ちの部分で負けていた。S1を続ける内にどんどんプレッシャーがかかっていて。今年はチャレンジャーとして挑めるので。いいときの鈴木圭一郎を見せたい」。今年は飯塚の開設記念で完全Vを達成。道中の強烈な追い上げを披露し、完全復活を感じさせる走りを見せた。底力を存分に発揮してV奪取も十分だ。
安定感抜群の佐藤摩弥、地元S級の丹村飛竜などにも注目
女子で初めてSS王座決定戦に進出した佐藤摩弥の参戦も楽しみ。最近はスタート力だけでなく、さばきも身につけて安定感抜群。2月の伊勢崎アフター6ナイターでは、女子最多優勝記録を更新する、6回目の優勝も飾り、好調が続く。また、19年当地のG1平成チャンピオンを制している佐藤貴也も参戦し、遠征勢は強力メンバーが集結する。地元は丹村飛竜、藤岡一樹のS級レーサーが中心となる。丹村は飯塚の開設記念からの転戦となる。飯塚では思うように機力が出せず、準決止まりとなってしまった。しかし走り慣れた地元なら、しっかりと調整を合わせ、実力発揮の期待がかかる。
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