「準決勝戦のＶＴＲを見直したら、車が全然進んでなくて。優勝するためにどうしたらいいか考えたら眠れなくて。優勝戦当日の午前４時に目が覚めたらクランクは、換えるしかないなと思って換えました。その成果はここ（表彰式）に居られるので出ていると思います。最初、スタート切った時は『あぁ...』てなったんですけど。最後まであきらめず追えたので良かったです。スタートいこうと思ったがいけなかったんで、もう無我夢中で。優勝しか考えてませんでした。最終周回はここまでいったら行くしかないと思って、（アクセルグリップは）開けられるだけ開けていきました。いいレースが久々にできたって感じでした。交換したのは古いクランクでたまにしか使えないけど、１走は動くものを入れました。追ってる感じは気持ち良かった。ぐいぐい追えるしさばけるし。追える雰囲気？ ありましたよ。周回板みたら４周で、まだ４周もあるんだ、って。残り１周半で２番手につけて「まだ１周あるな」って。最後は届いてないから、まくるしかないですよね。タイヤは滑りました。無理すると。ただ（２着の）柴田健治さんも滑っているし、ここまで開けるとみんな滑りますね。もう（勝因は）エンジンだけです。音は正直出てなかったが、元がいいから少しずれてても、と思いました。エンジンは今のところ安定はしてないから安定させるだけですね。あとはスタート、どうしたんですかね。あのスタートがあったからいいレースができたけど。この優勝で気持ちは久々にいいです。」
