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GI第43回 日刊スポーツ キューポラ杯 展望
7月11日、川口オートレース場で夏の風物詩・日刊スポーツG1キューポラ杯が開幕する。地元は大会3連覇を狙う永井大介ら強力な布陣で迎え撃つ。外来もS1鈴木圭一郎、絶対王者・高橋貢ら強豪ぞろいだ。スピード感あふれるナイター開催で激戦を繰り広げる。
優勝候補筆頭は地元グレード戦で強さ際立つ永井大介
5月の永井は川口のナイターG2川口記念準V、浜松のG1ゴールデンレースを制していい流れを引き寄せた。素早く攻めて後続を翻弄(ほんろう)する秀逸なテクニックは健在だ。ここ数年、強さが際立つ地元グレード戦なら有力な優勝候補となる。
外来は鈴木圭一郎、荒尾聡、高橋貢らが有力
S1鈴木圭は、前節G2稲妻賞2日目に周回誤認をしてリズムを崩した。機力好調ながら、久々の実戦でレース勘を取り戻せるか気掛かり。荒尾は令和初のSGオールスターでぶっちぎりの圧勝でSG3度目V。湿走路での強さは断然で、雨なら優勝戦線の主役に浮上する。高橋貢は自己の持つ最多優勝記録を更新して状態がいい。川口でも地元伊勢崎の動きが出れば好勝負必至だ。
地元は中村雅人、佐藤摩弥の2人に注目
地元で注目は中村雅と佐藤摩の2人。中村雅は3月山陽のプレミアムCで3年7カ月ぶりのG1優勝。さばき巧者のグランドスラマーが、復調を印象づけた。女子レーサーの佐藤摩は、山陽の特別G1プレミアムC優勝戦で3着。持ち味のスタート速攻を武器に一線級の仲間入りを果たした。森且行は夏場の滑る走路を苦手にしている。タイヤの接地感が良くなるナイター開催は歓迎材料だ。
他では、山陽のエース・丹村飛、グランドスラマーの浦田、決め手抜群の木村武、追い巧者の早川が差なく続く。
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