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チャリロト杯 GI 第62回ダイヤモンドレース 展望
飯塚オートのチャリロト杯G1第62回ダイヤモンドレース(優勝賞金300万円)は26日から30日まで開催する。外来は全国ランク2位の永井大介をはじめ、S級21人が出場する。迎え撃つ地元勢(S級8人)は大会連覇を狙う。トップレーサーがVをめぐって激しい火花を散らす。
今年好調の永井大介がV戦線をリード
永井大介がV戦線をリードする。今年は優出7回(G1は2回、G2は3回)、優勝2回と好調だ。5月のG2川口記念ナイター(優勝戦2着)、浜松G1ゴールデンレース(優勝)は、セットを合わせ、車は高いレベルをキープして活躍した。飯塚は前回(4月)G2オーバルチャンピオンCの優勝戦で被害を受けて落車(他車)したが、好歴は多い。G1通算25度目&大会初制覇が注目される。
飯塚に強い青山周平に大きな期待
青山周平が、復帰戦の地元伊勢崎G2稲妻賞で今年初優勝を飾って参戦する。同大会では3日目後に下周りの整備をしてロッドを交換。雨の準決を2着でクリア。優勝戦は早川清太郎との激しい首位争いを制した。3月から5連続優出(SGは1回、G1は2回)して、約1カ月間は昔のけがを完全に治療するために戦列を離れたが、見事に復活Vを決めた。ドル箱の飯塚では、SGオールスターV、周年記念連覇、ダイヤモンド連覇など、神かがり的な強さを発揮するだけに期待は大きい。
足回りの相性がいい中村雅人、調子右肩上がりの木村武之
中村雅人も飯塚はイメージがいいので活躍する。14年から14節走って、優出を外したのは、わずか1回だけ。その中には日本選手権、全日本選抜、ダイヤモンド優勝がある。今年の調子は、3月山陽の特別G1プレミアムCで優勝を飾った。5月末と今月上旬の地元一般戦は完全Vを逃したが、敗因はタイヤの跳ね。そのため、G2稲妻賞(準決は雨7着)ではプレートを換えるなどフレーム周りを修正して、跳ねは軽減している。飯塚は「全国で一番跳ねがない。足周りの相性はいい」のはプラス材料だ。木村武之も台頭十分。17日から始まる飯塚ミッドナイトを経て、今大会に参戦する。5月地元浜松のG1ゴールデンレースでは新品クランクを投入したのが奏功。車の動きは良く優出(4着)を果たした。その直後の地元一般戦も優出(雨7着)。調子は右肩上がりだ。飯塚は昨年9月特別G1プレミアムCで完全優勝。飯塚初Vで史上5人目のG1全場制覇を達成した思い出のバンクだ。再び勇姿が期待される。
人車ともに充実している佐藤摩弥ほか充実の注目選手
オート界屈指のスタート力を持つ、佐藤摩弥から目が離せない。1走するごとに力を蓄えている。今年は3月山陽特別G1プレミアムC(優勝戦3着)と5月浜松G1ゴールデンレース(同7着)、一般戦で1回優出を果たしている。人車ともに充実している。山陽のエース丹村飛竜が巻き返す。G2稲妻賞(準決は雨4着)では、初日後にヘッドとリングを交換し、確かな感触をつかんでいる。5月SGオールスター以来の優出を目指す。松尾啓史が反撃に出る。今月上旬の川口では、夏場対策用の新品クランクに交換。「エースクランク同様に感触がいい」と今年3度目の優勝を飾った。地元勢は令和元年の王者、荒尾聡が受けて立つ。5月SGオールスターでは、試走からライバルを圧倒する断然の1番時計を計時し、本走は圧勝。通算3度目のSG制覇を飾った。3節前からはオイルフォークに換えて戦い、「車の向きの変わりがいい」と攻めに鋭さが増した。G2稲妻賞の優勝戦(5着)は敗れたが、その借りも返したい。地元のエース浦田信輔が、今月11日の地元優勝戦で17年6月地元以来、2年ぶりの優勝の美酒を味わった。浜松G1ゴールデンレース(優勝戦3着)で新品クランクを換えて、車の底上げに成功したのが大きい。「車はかなりいいところまできた」と車を仕上げて完全復活をアピールする。車が安定している有吉辰也は、大会新記録となる5度目の優勝に挑む。大会連覇がかかる重富大輔、大会ポスターの顔となっている岩見貴史の気配も要注意。
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